上海で50代邦人男性拘束 スパイ容疑か―中国

2022.02.17
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by 時事通信

 【北京時事】中国・上海市で昨年12月、50代の日本人男性が中国当局に拘束されたことが17日、分かった。具体的な拘束理由は不明だが、国家安全当局によりスパイ行為に関与した疑いが持たれているとみられる。日中関係筋が明らかにした。
 上海の日本総領事館を中心に男性の健康状態など情報収集を進めている。今年は日中国交正常化50周年に当たるが、新たな日本人拘束の判明で両国間にまた一つ懸案が加わった。
 2014年に反スパイ法が施行された中国では、15年以降、スパイの疑いなどで少なくとも15人の日本人が拘束された。ただ、この2年余り拘束事例は確認されておらず、19年9月に北京市で拘束され同11月に釈放された北海道大教授以来となる。(2022/02/17-11:43)

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