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他社の成功事例を挙げたがる企業がちっとも成長しない理由

社内会議などでよく聞かれる「他社ではこうしています」という発言ですが、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さんによると、こういった話が出る会社には「本当のお客様がついてこない」とのこと。果たしてどういうことなのでしょうか?

NGな悩み方

「あの人と比べて、自分はここが劣っている」
「他社と比べて、自社にはこれが足りないなぁ」
「同期は出世しているのに、自分は」
「同級生はあんなに高給取りなのに、それに比べて自分は」
「駅前だとあんなに人通りが多いからいいなぁ、それに比べてこの場所での商売はやっぱり厳しいなぁ」

など、他人や他社と自分を比べいかに自分が恵まれていないかということを悩みとする人が結構います。こうした悩み方をしていてもいつまで経ってもその悩みは解決しません。現実は何一つ変わりません。なぜなら、他人や他社と比べての悩みを解決したところで、また別の他者と比べ、新たな悩みが生まれるからです。

こうした悩みこそ抜本的に解決しなければなりません。その為には、他者と比較しないということが大切です。「他人は他人、自分は自分」。他者はこうだから自分はこうでなければならない、という考え方を捨てるということです。

たとえば、社内でアイデアを出し合うと、

「他社では、こうやっています」
「他社は、こんな状態です」

と、他社の成功事例を挙げたがる人が結構います。他社はこうやっているから、自社でもそうやりたい、他社はこんな状態だから、自社もそれぐらい何とかしたい、と考えるのです。これはラクです。他社という基準があって、自社をそれに照らし合わせていくだけですから、これほど仕事としてラクなことはありません。しかし、それでは決して他社を超えることはできません。結局、他者と比べるところから生まれたアイデアは、似たようなものしか生まれてこないのです。

そして、そういう考え方をする会社には、本当のファンのお客様は生まれてこないのです。会社の考え方と同じように、他社と比較することしかしないお客様しか現れないのです。価格でしか判断しないお客様しか現れてこないのです。「他社はどうであれ、私はこの会社の商品が絶対に好き!」という真のお客様が出てこないのです。

他社の動き、他人の動きと比べて悩んでいても結局は、価格競争や流行の波にいつまでも漂っていることになります。

「他社のことは知らん」
「他人は他人、自分は自分」

というぶれない考え方が、自社(自分)のあるべき姿を作りだします。そうしてはじめて、そこに共感してくれたり、あるいは応援してくる真のお客様やファンが現れてくるのです。

■今日のまとめ

『他者と比べる悩み方をしてはいけない。』

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 ほぼ週刊

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