サラリーマンなら誰しも一度はぶつかる、「新しいアイデアを生み出すにはどうしたらいいのか」という悩み。そんな相談に数多くのってきた営業・マーケティング戦略コンサルタントの中久保浩平さんは、自身のメルマガ『ビジネス真実践』で、そんなアイデアを生み出す秘訣について紹介しています。
新たなアイデアを生むために
新しい商品やサービスあるいは、事業などのアイデア、これまでとは全く違ったマーケティングプランや営業戦略を構築したいという経営者のご相談にも数多くのらせていただきました。そういうクライアントにまずお伝えするのは、未知のジャンルや情報にドンドンと触れてみるといいですよ、ということです。新たなアイデアを生むためには、新たな情報を体感によりインプットしましょう、ということです。
すると、「未知のジャンル? 新たな情報? 体感?」と、一瞬、戸惑います。でもそんなことは考えるまでもなく、いつもはビジネス書しか読まないけど小説を読んでみるとか、いつも同じ仲間とご飯を食べたり飲んでいるのならいつもと違う人とご飯を食べたり、飲んでみたり、視察に行くのも同業社ではなく異業社へ行ってみたり、とにかく、いつもと違う行動をとにかくするのです。
ところが、これが中々出来ないという人が多い。たとえば、ビジネス書ばかり読んでいる人が小説を読もうと手に取る本が、ビジネス小説だったり、新たな商品、サービス開発のために同業社の視察に行ってみたり、新しい出会いを求めてもいつもの仲間に「誰かいない?」と相談してみたり、結局、気がつけばいつもの行動パターンから抜け出せていないのです。
いつもの行動パターンからだけでは、新たなアイデアや発想は生まれてきません。生まれてきたとしても類似するものでありきたりなものばかりです。新たなアイデアを生むには、行動に変化をつけ環境を変えてみることです。行動に変化をつけ、環境を変えることで、はじめて刺激となり、アイデアを生む力が湧いてきます。今まで見えていなかったいろんなヒントが見えてきます。
いつも同じ道を歩いて会社へ通っているのならちょっと道を変えてみるだけでも、「あっ、こんなところにこんなお店があったんだ。」というのも1つの新発見であり、新たなインプット。いつもビジネス本ばかり読んでいるのなら、小説を読んでみて「あっ、小説ってこんなに感動させてくれるもんなんだ」というものも1つの新発見でありインプット。視察に行くのなら、全くの異業界の会社へ行ってみて、「この商品はこうやって生まれているのか」というのも1つの新発見でありインプット。
自分にとって未知であるからこそ、新たな体感は新たな発見を生み、インプットされるのです。そういうインプットが蓄積されていって、アウトプットするとき、やがて、新たなアイデアや発想が生まれるのです。
■今日のまとめ
『未知のジャンルや情報に触れインプットする。』
・未知の体感による発見・インプットをするためには普段のどこをどういう風に変えると良いか? また、その為の工夫はどうすれば良いか? 考えノートに書く。
・上記に書き出したことを実践し情報をインプットする。
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