暗い顔より笑顔の周りに人が集まってくるのは当然ですが、なかなか実践できていない方が多いようです。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さんが、人を惹きつける笑顔を自分のものにする方法をレクチャーしてくださっています。
我慢のときこそ楽しむ工夫を
人は、笑顔の人のところに集まります。ニコニコしている人と一緒にいるとなんだか安心できます。これ、自然なことですよね。ですが、
- 売上が上がらない
- 集客ができない
- やれどもやれども結果が出ない
という悩みを抱えた営業マンや販売者、経営者などを見ていると…眉間にしわを寄せムスッとしてたり、元気がなかったり、なんとなく暗かったり…。
「ま、悩んでるから当たり前か」ではダメです。悪循環で、益々人が寄ってきません。人が寄って来ないので、売上も増客もありません。ですので、成果も上がりません。
たとえば、価格もパッケージも仕様も全く同じ商品をA店とB店で販売していたとします。A店の店員さんは、みなニコニコしていてなんだかとても楽しそうに働いています。お店全体が笑顔のおかげで華やいでいるようです。
一方、B店の店員さんは、眉間にシワを寄せ、電卓を叩いてみたり、品出しもブツクサと言いながらしてみてたり、ボッーと店先で立っていたり、まるで活気がありません。
もちろん、同じ商品、同じ価格、同じ仕様と全く同じ商品ならA店を選びますよね? そういうことです。
なのに、実際に業種問わず店舗の多くをみてみると店員さんが楽しそうにしている、笑顔がいい、ってお店は思っているほど多くはありません。
話を戻して、「お客様が減ってきた…」「客単価を上げたい…」「売上に伸び悩んでいる…」なんて悩んでいるとき、どうしてもその問題を解決しなくちゃってことになり、解決策を求めようと色々な方法論を探したり、誰かに相談したりします。
それでもなぜかしっくりこないし、上手くいかない。で、またまた表情が暗くなっていったり、強張っていってしまいます。
売上や集客を伸ばすとか、客単価を上げるにはどうすればいいか? ってことについてはあれこれ悩み、方法論など勉強する前に徹底してしなければならないことがあります。それが、もう開き直って、現在を楽しんでしまうことです。
楽しそうな人のところに人はやってくるし、ニコニコ笑顔の楽しそうな店員さんの方をみんな選ぶことが分かっているのですから、販売、営業という仕事を楽しめばいいのです。
「まったく売れないやぁ~」
「全然今日もダメだ~」
それでも自分で現在の仕事の楽しさを見つけるのです。
- お客さんが少ないながらも喜んで下さる瞬間とは?
- お客さんから「ありがとう」といわれたときってどんなとき?
- 暇な時間に掃除をめちゃくゃがんばった
- コスト削減のためにこんなアイデアはどうだろう?
- 売上が上がらない原因はもしかして…?
ほんの些細のことでも楽しみや楽しさを見つけるのです。経営者や店長は、ささやかながらでも仕事の楽しみや楽しさを教えるのです。
販売、営業スタッフが楽しむということは、お客さんからすれば感じの良いお店、会社、人と映っているということです。感じの良いお店、会社だからまた買いたい、どうせならあそこで、ってなるわけです。それが結果的に売上も集客も客単価もアップしていくということです。
結局、商売やビジネスは人と人。どうせなら楽しそうにしているお店、会社、人のところにお客さんはやってくるのです。
あなたのお店、会社ではみんな楽しそうに仕事していますか? そうでないなら、みなが楽しく仕事をする環境を創るにはどのような工夫や取り組みが必要ですか? 辛いときこそ、楽しめる工夫をしていきましょう。
■今日のまとめ
『楽しい場所や人に人は寄ってくる。』
- 仕事を楽しむとはどういうことか?みんなで話しあう。
- 上記のことを実践していく、そんな環境を創るためにはどんな工夫ができるか? まとめる。
- 上記2点を実践する。
image by: Shuttetstock.com