元文部科学省事務次官の前川喜平氏が6日に自身のツイッターを更新。低下し続ける日本の出生率に対して、「アベ首相は本気で出生率を上げる気はなかった。公約は嘘だった」と痛烈に批判した。
出生率1.36。アベ首相が「新3本の矢」で「希望出生率1.8の実現」を公約した年の出生率は1.45。以来毎年出生率は下がり続けた。アベ首相は出生率を下げる政策しかしてこなかった。アベ首相は本気で出生率を上げる気はなかった。公約は嘘だった。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) June 6, 2020
安倍首相が掲げた公約とは程遠い数字
5日発表された、1人の女性が産む子どもの数の指標となる去年の出生率は、1.36となり、前の年から0.06ポイントの下落となり、4年連続で前の年を下回ったことがわかった。
都道府県別で見ると、最も高かったのは沖縄で1.82、以下宮崎が1.73、島根が1.68となっている。一方、最も低かったのは1.15の東京で、宮城の1.23、北海道の1.24と続いている。
死亡数は138万1098人と前の年より1万8628人増加して戦後最多となり、死亡した人の数から産まれた子どもの数を差し引いた減少幅は12年連続で過去最大を更新し、人口減少が加速しているとNHKは伝えている。
去年の「合計特殊出生率」1.36 4年連続で前年下回る #nhk_news https://t.co/edDsji6lXT
— NHKニュース (@nhk_news) June 5, 2020
これに対し、前川氏は「出生率1.36。アベ首相が『新3本の矢』で『希望出生率1.8の実現』を公約した年の出生率は1.45。以来毎年出生率は下がり続けた。アベ首相は出生率を下げる政策しかしてこなかった」として、「アベ首相は本気で出生率を上げる気はなかった。公約は嘘だった」と痛烈に非難した。(原文のまま)
下がり続ける出生率
4年連続で前の年を下回ったことがわかった出生率。1.36というのは衝撃的な数字だ。前川氏がツイートした通り、安倍首相が「新3本の矢」で述べた「希望出生率1.8の実現」とは程遠い結果だ。この数字にネット上では「出生率が下がるのは当たり前」「子どもを産める環境にない」など避難的な声が上がっている。
これが全て。
出生率がどうとかほざく前に出産育児環境と職場改革をしろという話。7年かけて改善するどころか悪化させる無能は早く辞職してくださいね、安倍晋三さん。 https://t.co/vTqOJb1WEi— ゆう (@cococo7275) June 8, 2020
女だけが妊娠出産の重い身体的負担を背負わされたうえに出産後の育児負担ほとんど担わされてキャリア奪われて経済的自立も夢も奪われる。そういう今の男社会の不当さに女性が気づき始めた以上は、根本的にこの不当な構造を改めない限り、出生率は下がり続けるのが道理だよね
— シュナ🏳️🌈 (@chounamoul) June 7, 2020
給料は上がらない割に税金はどかんと上がってくからなー
そら(子どもをもつと苦しくなるなら)
そう(子どもを持たない選択をする人が増える)
よ
だわ<RTお金の不安と出費が夫婦だけよりも格段に上がるからな。子どもできると
出生率上げたいなら産んでもなんとかなる状態を作ってやらんと無理やわ
— ネギ (@negiluna) June 8, 2020
女性が社会進出した結果人手が増えるんじゃなくて出生率が減って人手が逆に減ってるの皮肉すぎるよな
— 笹野ぱんだ丸 (@sasano_pan) June 8, 2020
出生率1.36は終わってる
— ユズリ葉 (@bookyuzu12) June 8, 2020
出生率って数字を言われると、女性ばかりが責め立てられてるような気がしますね。(個人的意見)
出生率を上げるために、男性は変わってくれます?避妊しないとかそんなアホな事じゃないんですよ?社会から変わらないとこの数字は下がる一方だと思います。 https://t.co/eklcaBOs2w
— 北海道の主婦 道産子魂⭐️ (@Emikaho) June 8, 2020
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
source: 前川喜平Twitter、NHK
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