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身に覚えのない「ハメ撮りエロ動画」を“勝手に認定”の卑劣いじめで女子高校生を退学に追い込んだ秋田ノースアジア大学明桜高校と秋田県の“無法状態”

秋田県の私立高校で起きた、根拠なき「性的動画」の拡散を発端とする深刻な人権侵害とも言える問題。被害を訴えた女子生徒は学校側から保護されるどころか「謝罪」を強要され、結果的に退学へと追い込まれる事態となっています。今回のメルマガ『伝説の探偵』では、現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、被害者本人と家族の依頼に基づき、録音データや科学鑑定の結果を踏まえた「事実」を詳細に報告。その上で、教育現場と行政の責任の所在を追求しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題::秋田県明桜高校、学校が被害者を退学に追い込んだ性加害事件を追う

学校側が被害者を退学に追い込む。秋田県明桜高校で起きた「性加害事件」の全貌

令和5(2023)年、秋田県の明桜高校(ノースアジア大学明桜高校、以下「高校」という)にて、同高校に通う高校1年生の女子生徒Aさんが、全く身に覚えのない「エロ動画でハメ撮りされていた女」とされて居場所を失い、退学する以外の選択肢が無くなってしまった。

Aさんは、その後も秋田駅付近の街中で「エロ動画の人」と指さされたり、アルバイト先に高校の男子生徒や他校の男子に、「エロ動画の人でしょ、一緒に遊ぼうよ」などと声をかけられるようになり、秋田県に居られなくなり、ひっそりと遠方に避難している。

私は相談を受け、高校に問い合わせをしたが、完全な無視を決め込み、秋田県庁に指導を求めたが、県庁担当課は事態把握しているが、学校から報告が挙がっていないことを盾に協力を得られない状態である。

このレポートは、Aさんの悲痛な叫びを本人と家族の依頼に基づいて、世間に問うものであり、事件を詳細に記録したものである。

名門野球部の部員がネットで拾った「エロ動画」

高校(ノースアジア大学明桜高校)は全国から優秀な野球少年らを集めるなど、甲子園大会にも出場する名門野球部として有名である。

「エロ動画」はこの野球部に所属する当時高校1年生(現3年生)の男子生徒が、ネット上の検索で拾ったものであったとされる。

この「エロ動画」は、若い女性が全裸でバンザイのような態勢でベットに横になり、激しくヨガるようなものであるが、この若い女性をこの男子生徒はAさんに似ていると言い、同野球部の同級生らに拡散した。

瞬く間に広がり、Aさんは当初、みんなから変な目で見られているという違和感を覚えたと告白している。

もっとも気になったのは、野球部からのいやらしい目線である。Aさんはチアリーダー部に所属し、試合の応援もその活動であったが、Aさんに向けて、野球部の生徒らはエロ動画の若い女性のポーズをして、喘ぐような表情で股間を押さえるなどして、イヤらしく揶揄っていた。

「エロ動画」の人とされていることを知った女子の友人から事態を教えてもらったことで、Aさんは違和感の正体を知った。

その頃のことだ。バスで硬式野球の生徒らと一緒になってしまった。すると、「あ、有名人だ」「ハメ撮り女」「めっちゃ似てるね」などとひそひそ話をはじめた。Aさんはあまりの恐怖に逃げ出したかったが、走るバス中、逃げ場がなかった。

帰宅後、両親に打ち明け、高校に相談することになった。

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嘘の名目で被害者サイドを学校に呼び出した野球部部長

私の手元には、まだテープ起こしがされていないデータを含め、高校とAさん、Aさん保護者の話し合いの全ての録音データがある。

相談を受けた高校は、即座に調査を開始している。

その調べによると、野球部の当時1年生がエロ動画をネット検索で拾って、同野球部の1年生2年生に広め、野球部内に広がり、LINEグループで共有した。さらに、高校生徒間に広がり、Aさんの知らぬ間に、Aさんの友人知人にも「このハメ撮りエロ動画に出ているの、Aさんだよね?」と確認などがされ、さらに拡散された。

他校との交流においても、これらの動画などは、Aさんであるとして拡散されており、他校の男子生徒などはAさんを街中で見つけようとするなどの行動をとっていた。

高校の全校生徒は600人以上いるというが、高校の調査はおよそ20人程度がかかわったというところで、それ以上の調査を事実上しなかった。

校長 「ええと、はい、今、把握されている人数は、20人くらい」

Aさん母 「はい、そうですね」

校長 「ですよね」

Aさん母 「野球部で15人認めたと聞いています」

(録音データから抜粋、被害者提供)

一方、この学校の調査には、野球部部長(教員)が被害側との対応を任されているという不適切人事もあった。

被害側を学校に呼びつけ、聞き取り名目で、何を知っているか?何を持っているかを執拗に聞き出そうとするわりに、調査については一向に進展しない様子から、Aさんは先輩に辛い気持ちや特に野球部の男子が性的な卑猥な言葉を発したり、そのような身体の動きをして自分を見てくることなどに、強い恐怖感と同時に言葉に表せないほどの悔しさがあり、悩みを吐露した。

友人らは、学校がこうした事態を揉み消すと予測し、野球部など、この過度なセクハラであり、わいせつ行為などを独自に糾弾し調査を開始した。

この調査では、それまで無関係だと学校調査では言い張っていた部員なども、積極的に関わり、嫌がるAさんを見て興奮してしまったなどと自白している。

しかし、事態は一転する。

この調査に関わっていた野球部部長(教員)が、独自の調査をしたことを知り、AさんとAさん母を、調査の報告がしたいという嘘の名目で学校に呼び出し、先輩に依頼したのか?先輩が勝手に動いたのかを教えろと、激高して問い詰めた。依頼をしても依頼をしていなくても結果は変わらない、さして大きな問題ではないとしつつも、こうした行動に出たのだから、もう調査はしないと宣告したのである。

(野球部部長を務める教諭がAさん本人に依頼をしたのかどうかを5分間非常に強い口調で問い詰める)

Aさん母 「あ、あの、すみません。なにか尋問されているようですが、こちらからすると、○○くんがどういうことをしたかをお聞きしたいんですが?」

野球部部長教員) 「すみません。昨日の段階で野球部員の調査をして最終報告ですということで報告をしました。その後に、こういうことがあるので調査してくださいって(そちらが)言ったので、その原因となったことを確認しています。それがわからなければ、もう学校として調査することはできません」

Aさん母 「え?どうしてですか?」

野球部部長教員) 「最終報告はもうしているということです。」

(録音データから抜粋、被害者提供)

尚、報告書はなく、口頭の説明であり、加害者らは、まともな処分もないというもので、Aさんらは全く事実解明ができていないと不安でいっぱいであった。

高校は、この重大な問題を一方的に、Aさんらをコントロールできないとして調査を打ち切ったのだ。

さらに、調査をしていた、この先輩を高校は大学法人を通じて、退学処分に追い込んだのだ。

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女子生徒に「謝罪」を強要した校長や教師たちの非道

Aさんは結局教室に入れないなど、酷い精神状態になっていく。試験の日も教室に怖くて入れなかった。

しかし、こうなったのにはわかりやすい原因があった。

クラスのある教室に勇気を出して入ろうとしたとき、教師や校長がAさんにこう言ったのだ。

「みんなに迷惑をかけたのだから、みんなに謝れ。謝るのが筋だ」

Aさんは納得できなかった。しかし、被害を受けてこれまでの酷い精神状態と恐怖心で、反論する気力も失せており、頭を下げたのだ。

これで、心が完全に壊れてしまったのかもしれない。

Aさんは高校を退学した。入学からおよそ10か月程度、Aさんは、特に似てもない、全く身に覚えのない、エロ動画でハメ撮りして流失してしまった女子高生にされてしまい、先生にも裏切られ、身の置き場が無くなって辞めざるを得なくなったのだ。

退学後も終わらなかった被害女子生徒の「地獄の日々」

Aさんは高校退学後、しばらくして、これでいけないと思い、とにかく外出しようと思い、アルバイトを始めた。16歳で事実上の中卒ということもあり、なかなか雇ってもらえなかったが、定食などもある飲食店が雇ってくれた。

しかし、秋田の街は狭いもので、すぐにアルバイト先が高校の生徒らにバレてしまったらしい。もはや解禁だというふうで、野球部の生徒が他校の生徒と一緒に、そのお店に出入りするようになり、盗撮などが行われた。

しかも、Aさんがホールにいれば、Aさんをテーブルに注文を取りに越させようとするなどしつこかった。ほぼストーカーである。

「ハメ撮りの子だよね」「気持ちよかったですか?」「アワビください。あっ、この店にはないんだ」「連絡先教えてよ」「あんあんあんあん(喘ぐ様子)」など、卑猥な言葉を浴びせられた。

Aさんは勇気を出してこの変態どもを暴いてやろうと思い、Instagramの交換をしている。つまり、他校の生徒は高校名と氏名がわかっている。

Aさんはこの頃からしばらくして、突然不安になり歩けなくなってしまったり、涙が止まらなくなるなどの症状が出始めた。鼓動が早くなり、息ができず、過呼吸になるという状態にもなっている。

被害者家族の訴えにもまともな動きを見せぬ警察と秋田県の担当部署

Aさんら家族は、可能な限り、警察にも県の担当部署にも相談したが、高校側が全く協力をしないという理由で、進展が見られなかった。

結果として私に相談があったわけだが、私が改めて当たってみたところ、結果は同じであった。しかし、本件は少なからず、いじめ防止対策推進法の重大事態いじめ(1号2号併発事件)の典型的な事例に当てはまっており、この場合、法に則れば、高校及び学校法人は県知事に発生を報告しなければならない。

一方、秋田県の担当部署は、Aさん側から相談を受けているから、事態を把握し、高校への問い合わせまでは行っている。しかし、高校側が報告を挙げてこないので、これ以上は何もする権限がないというのだ。

法律論で言えば、建前として県は指導ができることになっているが、事実上の指導は問い合わせなのだというのだ。これでは法がある意味がない。もはや無法状態と言えるだろう。

「生きるためのエネルギーを貯えるため」の引っ越し

Aさんの状態が悪くなるに伴って、家族の精神状態も極めて悪くなっていったように思えた。前述までの状態を読めば、大半の人はわかるであろう。秋田県は同県民であるAさんを人として扱っていない。このままでは、命の危険があると私は考え、緊急避難として、引っ越しはできないか?と提案した。これは、敵前逃亡ではない。じっくりしっかり戦うための戦略の1つであると考えて、まずは、生きるエネルギーを心に貯えようと提案した。

Aさんは快諾し、秋田を後にした。

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「女子生徒と動画の女性は別人」を証明する科学鑑定

本当にAさんの動画ではないの?という邪推もあろう。これについては、科学鑑定をして、全く異なるという結果が出ている。また、Aさんについて、断じて違うという根拠と証拠がある。これについて、私は切腹を公開で賭けても良い自信があるので、絶対という言葉を使って、全くの別人であると断言できる。

高校側が描こうとしている「シナリオ」

これは大学側でこの事件を知っているかという調査の途中結果であるが、高校はこのようなシナリオにして特に公開も公表もせず終わらせたそうだ。

「退学をした本件を調査した先輩とAさんが性行為をして、これを先輩が撮影したデータが漏えいし、これが拡散したもので、原因は本人らにあるのだから、何ら学校にも野球部にも問題はない」

ちなみに、前述した通り、動画はまず、当事者のものではなく、Aさんと先輩にそのような関係性はない。さらにAさんには、断じてないと言えるだけの科学的な根拠と証拠があるので、学校の見解は何らの証拠と根拠にも基づかない重大な二次被害を起こしていると言えるであろう。

エビデンスに基づく「学校・県・知事」への通告

今日のメルマガは、Aさん本人と家族の方の依頼に基づいて、エビデンスとして十二分に耐え得る情報のみを書き記したものです――(『伝説の探偵』2026年2月23日号より一部抜粋。続きをお読みになりたい方はぜひご登録ください。初月無料でお読みいただけます)

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社会問題を探偵調査を活用して実態解明し、解決する活動を毎月報告。社会問題についての基本的知識やあまり公開されていないデータも公開する。2015まぐまぐ大賞受賞「ギリギリ探偵白書」を発行するT.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚が、いじめ、虐待、非行、違法ビジネス、詐欺、パワハラなどの隠蔽を暴き、実態をレポートする。また、実際に行った解決法やここだけの話をコッソリ公開。
まぐまぐよりメルマガ(有料)を発行するにあたり、その1部を本誌でレポートする社会貢献活動に利用する社会貢献型メルマガ。

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