「友達や同僚と約束をするけれど直前になるととても憂鬱で行きたくなくなります」という相談をもちかけられたのは公認心理師の永藤かおるさんです。永藤さんはメルマガ『公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ―』の中で、その背景を考えるとともに、心の負担を減らすための3つの対策を紹介します。
約束が苦手
Question
40代女性です。
学生の頃から今に至るまで、約束が苦手です。
友達とか、同僚とかと飲みに行く約束や映画などに行く約束をするのですが、当日の直前になるととても憂鬱になってしまって、行きたくなくなるのです。
なんとか言い訳してキャンセルできないかな、と毎回のように思います。
行ったらそれなりに楽しむことができるのですが、この毎回の「行きたくない」「面倒くさい」という気持ちがとても厄介です。
約束するときはそんなことも忘れて楽しい気持ちで約束をするし、なんならこちらから積極的にセッティングをするくらいなのに、なんで自分はこんな気持ちになるんだろうかと不思議でたまりません。
周りの人にも失礼だという自覚があります。
こんな気持ちにならなくすることができるのでしょうか。
永藤さんから愛をこめて
「約束が苦手」「直前で行きたくなくなる」というお話、結構私の周りでも耳にしますよ。
公表している・いないににかかわらず、お仲間はいらっしゃるようです。
「周りの人にも失礼だという自覚があります」ということですが、ドタキャンしたいと思っているだけで繰り返しているわけではなさそうですし、行ったらそれなりに楽しんでいるということなので、特に不機嫌さを振りまいているわけではありませんよね。
そうだとしたら、失礼だなんて思わなくても大丈夫。
でも、その「厄介な心の傾向」は改善していきたいですよね。
3つ、すぐできそうな対策を考えてみました。
まずその1。
約束の有無にかかわらず、心身の体調を整えること。
身体が疲れていても、心が疲れていても、行動を起こすのはおっくうになります。
そもそも「約束が苦手」という前提があるのであればなおのこと。
なので、普段からまず心身ともにOKの状態に整えておくのは大事ではないでしょうか。
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その2。
自分のスケジュール管理を見直し、なるべく緩めにしておくこと。
予定がぱんぱんに詰まっていると、それだけで結構負荷がかかります。
「憂鬱」「面倒くさい」を誘発しやすくなる可能性があります。
人間、緩めくらいがゆとりをもって日々過ごすことができます。
その3。
これは、私自身が心掛けていることでもあるのですが、「その場のノリや勢いで約束をせず、本当に会いたい人とだけ約束をすること」。
「ぜひこの人と話がしたい」「ぜひこの人とごはんが食べたい」「ぜひこの人と旅行に行きたい」。
そういう「ぜひ」がつく人とだけ、約束をする。
それを1か月~3か月だけでも、ちょっと心がけて続けてみてください。
私自身も、以前はあなたと似た傾向があったことがあります。
別に体調が悪いわけでもないし、ましてや相手のことが嫌いなわけでもない。
でもなんだか行きたくない、おっくう。
なんでだろうかと分析した結果、その約束が「ぜひ」の人や「ぜひ」の場ではなかったのです。
嫌いではない、でも「ぜひ」ではない人たちとの約束がおっくう。
なので、ある時から、プライベートの約束は「ぜひ」の人に限るようにしました。
その結果、約束は楽しみだと思えるものしか残りませんでした。
知人との付き合いは減るけど、友人との付き合いはしっかり残りますし、自分の中のモヤモヤも消えます。
お試しあれ。
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