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女子は会話の中身より「どんな態度で話したか」しか見ていない

いざ女の子を前にすると何を話していいのかわからずオドオドしてしまう…なんて方にいいお知らせです。メルマガ『メイド喫茶元オーナーが教えるサブカル恋愛塾』著者のヒロNさんによると、女子の心をつかむのに特別な話術など必要ないとのこと。けれども「絶対に覚えておくべきポイント」が1つだけある、とも。それさえ踏まえておけば女子との会話がかなりスムーズになるそうですよ。

女子の心をつかむ会話の基本

「君、きゃわうぃぃぃねええええ」

というお笑いタレントのネタが流行ったことがありましたね。これ、女子に軽薄な言動で近づく、チャラナンパ男のパロディというか、そういうもの。

お笑いのネタにされて笑われても、案外こういう言動、本気でやっている男っていたりして、意外とあるあるネタだったのかもしれません。そして案外、「女子にうまく取り入るには、ああいうふうに、チャラくて、口がうまくなきゃいけないんだよなあ。僕なんか無理だよなあ」とか思い込んでいる人っているものなんですよね。それって勘違いですから。

それから、「女子と1対1になった時、一体何を話したらいいのかわからない、気の利いたことが何も話せない。あせればあせるほど何も出てこない。で、挙動不審になって嫌われてしまう。もう無理!」とか言う人もいるみたいです。

この際、はっきり言わせてもらいましょう。女子と仲良くなるのに、特別な話術なんか必要ありません。口がうまいとか、うまいこと言う必要があるとか、そんなことは全然ありません。まず、そこの思い込みを取り払って考えてほしいのです。

しかし、それにしても、女って、口のうまい奴について行っちゃうじゃないですか? やっぱり、口下手は損ですよ、という反論もあるかもしれない。では、なぜ特別な話術など必要ないのか、について、その理由から書いて行きましょう。

1.女子は「言葉」を真に受けない

女子って、男子に比べて、おおむね、おしゃべりですよね。私も、メイド喫茶をやっていた時に感じていたのですが、女子って、自分の好きな人、仲間と一緒で楽しい時って、とにかく収拾がつかないほど喋りまくるという性質があります。まあ、つまり女子っておしゃべりな時ほど、上機嫌なのです。

しかし、まあ、そんなに喋りまくってよく話のネタが尽きないなと感心して、一体何を話しているのかと立ち聞きなどをしてみると、実に、実に、実に、「たいしたことは言ってない」のです。内容がないのです。男子的に見ると、それは「無駄口」の塊のようなものです。女子は、この「無駄口」を延々としゃべり続けるのです。

ここが、男子と女子の会話コミュニケーションのそもそもの違い。男子にとって、会話というのは「自分と相手の知識を交換しあったり、議論をして、正しい結論を導くためのコミュニケーション」という目的を持っているのですが、女子の場合は、そういう意味合いは薄くて「仲間、友達と共感しあうこと自体」が目的。

だから、何を話したのか、なんてどうでもいい。女子にとって重要なのは、何を話したのか、ではなく、どういう態度で話したのか、ということ。なんですよね。
女子は、そこを感じ取ってくる。

よく、女子が盛り上がるような話題がない、とか悩んでいる人がいますけど、別にたいしたことなんて言わなくてもいいのです。「やあ、元気そうだね」とか「会えてうれしいなあ」とか、ベタで当たり障りのない言葉を言っていればいいのです。

問題は、どういう顔つきで、どういう声のトーンで、どういう態度で言うか、なのです。女子は、そこを見ている、というか、そこしか見てない。だから、会話の内容なんかに悩む必要はさらさらなし。それよりも、どういう顔つきで、どういうトーンで声をかけるか、に気を使うべきなのです。

2.結論を急がない

「男子と女子では会話する目的が違う」。これって、まだまだ男子には感覚的にわかりにくい部分もあるのですが、たとえば、女子と話していると、結論が出ないような、回り道ばかりしているような、だらだらとした会話になってしまって、イライラすることがあるのです。で、つい「つまり、君の言っていることはこうなんだよね」とか「結局、結論は○○なんだよね」とか、言いたくなってしまう。

この男子がやらかしがちな「要約の上、断定」。これが女子との会話の場合、やばいことがあるのです。つまり、女子の会話は、「何か知識を得たり、決めるため」ではなく、「楽しく会話すること自体」が目的なのですから、それをさえぎって終了させる、ということは、「ああ、あたしとは会話していたくないのね、あたしとはなかよくしたくないのね」と女子に受け取られてしまう危険性があるのです。

3.女子に「決定」を求めない

もちろん会話の中には、ただ、だらだらとおしゃべりしていればいい場合と、何かを決定しなければならない場合があるので、延々と女子の話を聞いてはいられない時もあります。たとえば、これからどんなレストランへ食事に行くか、決めなければいけないとか。結論を出したい

そういう時、「ねえ、何が食べたい? どこに行きたい?」。まあ、普通、女子に聞いたりしますよね。しかし、こういう時でも、女子は、なんだか要領を得ないことを延々としゃべったり、話が横道に反れたりして「あれ? なんの話だったんだっけ」なんてことが往々にしてあるのです。

「だ、か、ら、何料理が食べたいか!だよ!」と延々、結論を待っていた男子としては切れ気味になったりする。「こいつ、状況がわかってるのか、バカじゃないのか」と思ったりしてね。

一方、女子の方は「あたしにそういうこと決めさせんなよ!」と思っていたりする。女子は、何かを自分が決めたり、断定させられたりするのが、大の苦手で大嫌いなんですよね。男子は、この女子の「決定嫌い」を軽視しているから、ちょくちょく「君はどうしたいの?」とか「君のしたいようにするから」とか、女子に「決定」させようとしてしまう。

「僕は、彼女を大切に思っているから、彼女の意思を尊重して」なんて思っている人ほど、この間違いをしでかしてしまうのです。わざわざ女子が黙っているのに「君は、どうしたらいいと思う?」なんて聞くもんじゃない。女子だって、何かしてほしい時とか、これだけはしてほしくない、と思った時には、こちらから聞かなくたって、自分から「○○だけはやめてね」とかリクエストしてくるものです。

4.しかし、会話はしよう

女子に「何かを決めさせよう」とするのはNG。基本的に、それは男のほうで決めていけばいいのです。しかし、じゃあ女子に何も告げずに、勝手にどんどん話を進めていけばいいのか、というと、それは違うのです。

「え? なんで? だって、女子は決定を強要されたくないんでしょ?」と思う人は、まだまだ女子の会話の本質が本当にはわかっていない。そして、男子の会話発想が抜けていないのです。「用件があるから話す」「用件がないなら話す必要なし」というのは、男子会話の発想なのです。

「会話すること自体」を大事にする女子的発想では、用件がないから話さない、ということは、即「冷たい」「仲良くしようと思ってない」ということになってしまうのです。だから、女子とは延々雑談をしつつ、肝心な決めごとは最後のほうに「あ、ちなみにさあ、お昼は○○でランチってことでいいよね」くらいに付け加えて終わりにしてしまう、私は、そういうふうにしています。

以上が、女子と噛み合うための会話術の基本中の基本。絶対に覚えておいてほしいのは、ただ1点。「男子が一見、無駄、無意味と思うだらだらした中身のない会話こそ、女子が最も好む会話である」ということ。ここを踏まえておけば、女子との会話はかなりスムーズになると思います。

では、次回は「恋愛のためのファッション戦術」というテーマでお送りしましょう。僕は、うまれつきイケメンじゃないから、ファッションなんて関係ないや、という人にも読んでいただきたい、新しいファッション理論です。というのは、ちょっと大げさかな? それでは次回をお楽しみに!

image by: Shutterstock

 

メイド喫茶元オーナーが教えるサブカル恋愛塾』より一部抜粋

著者/ヒロN
メイド喫茶元オーナーで、サブカル系恋愛指南として、「女の子の取扱い説明書」という著書を持つ。メルマガではもてない男女に、異性との付き合い方のノウハウを伝授。
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