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カップル成立5割超の婚活スペシャリストが説く、「モテ」の極意

カップル成立率50%以上の「婚活スペシャリスト」として、これまでたくさんのカップルを誕生させてきたメルマガ『佐藤律子の本当は教えたくなかった禁断のモテ術』の著者、佐藤律子さん。その活動で培われたノウハウを生かし、「異性間コミュニケーション」を考案。現在は、婚活に悩む男女ばかりでなく、夫婦間や企業での人間関係を潤滑に導く手助けをしている。そんなコミュニケーションの達人が手がけるメルマガ「本当は教えたくなかった禁断のモテ術」には、誰もがきになる「モテ」の極意が。佐藤さんに、メルマガに込める想いから「モテ」の正体についてまで、じっくりと語っていただきました。

歳を重ねると分かる、1人の人と深く関わる「モテ」方の重要さ

ーーまずは、メルマガ「本当は教えたくなかった禁断のモテ術」を始めた動機から教えていただけますか?

今から15、16年ほど前になりますが、まぐまぐさんの無料のメルマガスタンドを使わせていただいていたんです。その当時で8000人ほどの読者さんが付いてくださったのですが、自社でスタンドを持つことに。一度は離れてしまいましたが、まぐまぐさんから「書いてみませんか」とお話をいただいたときに、当時のいいイメージが蘇り喜んでお受けすることにしました。

 ーー「あなたの奥様はトンカツを作ってくれますか?」や「わたし、過去にセクハラされました」など、テーマが毎回ユニークで心を掴まれます。

ありがとうございます(笑)。私から発信できるテーマとして主に、「婚活」「恋愛」「夫婦間のパートナーシップ」「ビジネスの男女間」などがあります。昨今、様々な場面でパートナーシップに悩まれている方が多いことが「見える化」してきていますよね。深刻に婚活を悩む方は多いですが、それ以外の方にはピンとこない。ハラスメントが各方面で問題になっていますし、男性読者が多いと伺ったので男女間だけにとどまらないテーマを発信することで、ビジネスで役立てていただけたらと思いながら書いています。

ーータイトルにもある「モテ」は多くの人が気になるところ。佐藤さんご自身が思う「モテ」の定義はなんですか?

大きく分けて2つの「モテ」があると思っています。1つは、ちやほやされる「モテ」方と、もう1つは1人の人と深く関わる「モテ」方。また、「モテ」るというのは、何も男女間の愛情だけではなく、友達をたくさん作るなど交友関係にも言えることですよね。

若い頃は「ちやほやモテ」に目が行きがちかなと思いますが、年齢を重ねて落ち着いてくると1人の人とじっくりと関わる方が重要になってくると思います。私自身も今は1人ひとりとしっかり向き合って成熟した関係性を築く方に魅力を感じるようになりましたね。

ーー「じっくりモテ」に魅力を感じるようになったのはなぜですか?

30代までは「ちやほやモテ」に興味がありました。たくさん友達や知り合いがいると「人気者」に見えますし、若いと馬力があるので飲みに誘われたら断らずに連日飲み歩いて終電で帰る…を繰り返していましたね。

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佐藤律子さん

飲みニケーションで作った関係性もありますが、40代になると体力的に厳しくなって。体重が6キロも増えたこともあり、「このままではまずい」とお酒を止めました。すると、みるみる痩せて元どおりに。好きで飲み歩いていたはずなのに、実はストレスだったんだなと気づかされました。きっかけは体調面の改善でしたが、仕事の上でも1人ひとりにきちんと向き合っていきたいと思うようになったんです。その方がやりがいもありますし、相手から信頼もしていただけるようになると感じます。

ーー「飲みニケーション」がないと関係性を深められないと考える人もいるのでは?

ええ。私の場合は、ランチをご一緒して会話を楽しんだりしています。それに、社外のお付き合いがなくても、仕事上でしっかりとコミュニケーションを取れば案外十分だったりするんです。そこでしっかりと信頼関係を築いていくと、自然と「今度、お食事でも」という流れになる。ただ、飲まない人を宴席に誘うのは悪いと思われるようで、呼ばれることはめっきり減りましたね(笑)。

ーー若い世代ほどお酒を飲まない人が増えていると聞きますし、今の時流に合ったコミュニケーションの取り方にシフトして行ったのですね?

私自身は新人の頃に先輩方から飲みニケーションは大事だ、とりあえず顔を出せと言われた世代。ですが、35歳以下の方は、本当に(会社などの付き合いで)飲みに行くことが少ないと感じます。そのギャップが、世代間のコミュニケーションの行き違いを生んでいるのかなと感じることもあります。世代的にどちらの言い分もわかるので、自分の体験や経験を踏まえて異性間コミュニケーションを通して発信できたらなと思っています。

ーーまた、若い世代には自分を「人見知り」だと言う人が多いと感じます。そういう相手とは、どう接したらいいですか?

なるほど……それは興味深いですね。実は「婚活」中の男性にも「人見知り」と言う方は本当に多いんです。「人見知り」をアピールする人には、2つの目的があるんですよ。1つは、自分に暗示をかける。もう1つは、それを言うことで(相手に)許してもらおうとする。せっかく「婚活」に来てるのにもったいないですよね。ですから、私はすかさず「その言葉は禁句です」と言っています(笑)。

ーーどうすれば、会話のキャッチボールができるようになりますか?

相談で多いのが、まさにそれなんです。女性は身近な人の話しをする雑談力があり、一方で男性は、興味のある話をしたがる。男性は女性が話す会ったこともない友達の話を、内心「誰だ?」と思いながら聞き流し、女性は男性が語る趣味や仕事の話にまるで共感できない。それではいつまでも話は弾みませんよね。

私がお勧めするのは、「体験談」です。生きていればどんなことも話題になります。たとえば、「昨日コンビニでこんなことがあって」という他愛のない話でもいいんです。その話から相手のことを知ることができるし、芸人さんの「すべらない話」もすべて体験談ですよね。体験談はテッパンのネタなんです。ただ、会話を楽しいものにするには多少のテクニックが必要。ですから、私は会話術を学んでいただける講座を考案して、提供するようになったんです。

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ーーそもそものお話ですが、ウエディングプランナーで実績を上げていた佐藤さんが、なぜ起業しようと思われたのですか?

私自身も不思議なんです(笑)。ウエディングプランナーの仕事はとにかく楽しくてやりがいを感じていましたし、職場の人間関係の円満でしたから。そこで、知り合った男性…今の夫ですが、「起業するから一緒にやってほしい」という言葉とプロポーズが同時だったことが大きいでしょうね。

あの頃の私は「井の中の蛙」でした。旦那さんが社長なら、私は社長夫人になれる。セレブな生活が送れるのかな…なんて思ってました(笑)。ですが、蓋を開けたら全然セレブじゃない。それどころか、資金はどんどんと減り続け、ついにはマイナスに。妊娠していた私は、「この先どうなるんだろう」ととても不安でした。

ーーご苦労なさったんですね……。

私の考案した「異性間コミュニケーション」でも分析していますが、男性は社会的な生き物です。主人は大きな企業で働いていましたので、そこでのやり方しか知りませんでした。ですが、中小企業には中小のやり方がある。折しも、「ジミ婚」などの流れもあり当初目指していた「ブライダルプロデュース」はうまくはまらなかったんです。とはいえ、私は乳飲み子を抱えて生きていかなきゃならない。その時に、主人の事業を引き継いで自分でやろうと決意しました。後で友人に聞いたら、「離婚する」「子供を預けて会社勤めをする」という選択肢もあったはずと言われました(笑)。

ーー逆境のなか、佐藤さんはなぜ成功へと向かうことができたのでしょう?

女性は仕事に対して「社会(もしくは会社)での成功」を求めない傾向が強い。やっていて楽しいか、やりがいを感じるかが大事なんです。すぐに結果が出なくても、その仕事に面白さを感じればモチベーションはキープできます。だから自分が楽しいことしかしません。また、私にとって娘は「助けなきゃいけないヒロイン」のような存在。これが男性性を呼び覚まして頑張り続けることができているんでしょうね。

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結婚したい人をサポートする仕事をはじめた頃は、まだ「婚活」という言葉もありませんでした。ですが、悩む人は多く求めはあると実感していましたし、イベントを開くとたくさんの人に来ていただけるようにもなりました。すると今度はもっとたくさんの方に喜んでもらいたいと思うようになりました。弊社に限らず、大抵はカップル成立率は2〜3割程度といったところ。その原因は、先程もお話ししたような「男女間の違い」に起因していることが多いと実感していたので、事前に講義を受けてもらうことを思いつきました。実際に事前に講義を受けると、成功率が飛躍的に上がり80パーセント以上がカップルになることも。最低でも5割を下回ることはなくなりました。

ーーそれはすごい成果ですね!

ありがとうございます。1組でも多くの方に幸せになっていただきたいと願っていますから。今まで相手に巡り会えないと嘆いていた方の人生がガラリと変わるかもしれない瞬間に立ち会えるのは感動的ですね。

「婚活」って実はすごくシビアな場。わずか2時間の間に相手を査定し合うんですから当然ですよね。すごい世界だなって思うし、世の中の縮図のようにも思える。日常ではぼんやりと浮かんでいるようなことが、その場で一気に濃縮される。濃い人間関係を垣間見れることも、やりがいにつながっているのかもしれません。そんな濃い人間関係を見てきた経験から、ビジネス面にも活用できる「異性間コミュニケーション」という発想にも繋がっていったのだと思います。

ーー佐藤さんご自身は仕事からどんなものを得ていると?

いろんな方に出会えることが何より楽しいですね。「婚活」「異性間コミュニケーション」というキーワードを介して、どんどん広がっていくのが嬉しいです。受講してくださる方はもちろん、自治体や企業の方々など、様々な立場や環境の方とコミュニケーションをすることで新たな気づきも生まれます。

ーー今後のメルマガがますます楽しみになりました。どんなことを発信していきたいですか?

私が一貫して伝えたい、発したいことは「男性と女性はそもそも違いがある」けれども、そこで生じるストレスやトラブルを少しでも減らすお手伝いができたらいいなということなんです。

お互いの良いところや難しいところを知ることで、近づけたり助け合えたりできるようになります。日常にありがちな人間関係の諍いがなくなると、とても平和な気持ちになる(笑)。職場では気持ち良く仕事にも打ち込めたり、新しい挑戦に踏み出せると思うんです。

また、「異性間」をうたっていますが、女性同士や男性同士、トランスジェンダーなど性別に関わらずどうすればより良いコミュニケーションが取れるかも深めていけたらと。働く女性は(いわゆる男性的な)社会性を身につけているので、「女性だから」というデリケートな扱いをするよりストレートに伝えたほうがいい場合も。女性らしい性質の社員が叱責されて流す涙と、社会性の強い女性が流す涙ではまるで意味合いが違っています。「異性間コミュニケーション」の基本は、まず相手がどうしてほしいかを考えること。性別だけで区別するのではなく個々の違いに着目していただけるきっかけにもなればいいなと思っています。

ーー本日は、お忙しい中ありがとうございました。

(聞き手・文/橘川有子)

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