MAG2 NEWS MENU

麻生節に賛否両論「武漢ウイルス」「消費税の話をしたのではない」

麻生太郎財務相は10日、新型コロナウイルスの感染拡大による金融市場の混乱やその対策について言及したと、産経新聞など各メディアが報じている。10日の東京株式市場で日経平均株価が一時1万9000円を下回るなどの金融市場の混乱については「為替も株価も神経質な値動きが見られる」と述べ、資金繰り支援などの対策を取る考えを示した。また、新型コロナウイルスの名称について「武漢発のウイルスの話で、新型とかついているが、武漢ウイルスというのが正確な名前だと思う」と麻生節を炸裂させた。


景気悪化リーマン以下

リーマン・ショックの際は市場から現金がなくなって騒ぎになったが、今回の「コロナショック」については「そんなことは起きていない」と述べ、2008年のリーマン・ショック級の景気悪化が起きていないことを強調。改めて、冷静な判断を求めたという。また、主要20カ国の対応については「アメリカを含めてまとまりつつある」と述べたとしている。

緊急対策第2弾の内訳

政府が10日にまとめた緊急対策第2弾では、4308億円の財政措置をとることが明らかになった。内訳は、感染拡大防止策などに486億円、臨時休校で職場を休まざるを得ない保護者への支援などへの課題対応に2463億円、企業の事業活動縮小や雇用への対応に1192億円、WHOなどによる緊急支援への拠出で168億円。

減税の対象は?

緊急対策第2弾に続く追加の経済対策については「武漢ウイルス」の感染拡大がいつ収束するか見極めるとし、「なんともいえない」と述べた。しかし、日本維新の会の音喜多駿委員からの減税についての質問には「景気対策として減税が一案というのは世界の潮流。反対するつもりはない」と回答。音喜多駿委員は昨年10月の消費増税以降の景気が「悪化局面に入っている」と指摘し消費減税を求めたが、麻生氏は「消費税の話をしたのではない」とした。麻生氏の一連の発言について、ネット上では賛否両論の意見が投稿されている。

Twitterの声







※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source:産経新聞NHKロイター日刊スポーツ

image by: World Economic Forum / CC BY-SA

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け