人間誰しも気持ちが落ち込んでしまうことはありますよね。そんな時、あなたはどんな方法で気分を上げていますか? “青森の神様”と呼ばれ、ベストセラーを数多く世に送り出している作家の木村藤子さんは、今回のメルマガ『“青森の神様 木村藤子” あなたに幸福をもたらすメールマガジン』で、 ご自身が使っている気分が落ち込んだ時の対処法を紹介しています。
この記事の著者・木村藤子さんのメルマガ
気分が落ちてしまったときにどう対処すればよいのか
人間、生きていれば気持ちが落ち込んでしまうことは当然のようにあります。どんなに明るく見える人や前向きな人であってもです。もちろん、透視能力者である私にだってそういうときはあります。
今回は、気分が落ちてしまったときにどう対処すればよいのかについて、考えていきたいと思います。
気持ちが落ち込んでしまうと、“お先真っ暗”という言葉があるように、出口のないトンネルに迷い込んだように感じてしまいますね。
そうすると、「もうだめだ…」とか、「なんで自分ばかりがこんな目に遭わなくてはいけないんだ…」と落ち込んでしまい、この先にはいいことがないと悲観的に捉えるような精神状態になってしまいます。
もちろん、誰だってこんな感情にはなりたくてなるわけではありません。そこで、たいていは「人生で落ち込まないためにどうすべきか?」と考えるのですが、冒頭でも申し上げましたとおり、落ち込まない人間などいません。
ですから、「落ち込まないようにどうするのか?」ではなく、「落ち込んでしまったらどう“対処”すべきか?」と考えたほうが得策なのです。
みなさんは、この抜け道のなさそうに見えてしまう気持ちのトンネルに迷い込んでしまったときどうされていますか?
考えないようにする人。友人に話を聞いてもらう人。どこかに出掛けてみる人。ただひたすら耐える人…etc.
みなさん、それぞれの対処法があるのではないでしょうか。
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たとえば、嫌なことやつらいことがあるとお酒を飲んで忘れようとする人がよくいらっしゃいます。ストレス発散も大切なことですし、対処法は人それぞれですから、一概にこれが悪いとはいえません。でも、酔いから醒めれば元の感情が押し寄せてきますし、気分転換を図るだけではそう簡単にこの負の感情から逃げ切ることはできません。
私は落ち込んでしまったとき、ある方法をとっています。それは、“自分の気持ちを紙に書き出してみる”という方法です。
たとえば、友人と喧嘩をして気分が滅入ってしまったとします。そこでまず、今どんな気持ちなのかや、自分は何に腹を立て、どんな発言をしたのか。それによってどういうことが起きたのか…etc.
そうやって事細かに書き出していくうちに、「これが嫌だったのか」とか、「これが気になっていたのか」と、自分の不満や喧嘩の原因が具体的に見えてきます。文字にするという行為によって、一歩下がって自分の問題と向き合うことになり、客観的に自分自身を見直すことができるのです。問題の見える化です。
人は理解できない物事に対して不安感や恐怖を覚えます。
ですから、自分で問題点やその原因を特定するだけで、不思議と心が軽くなるのです。それに、具体的に原因がわかれば、おのずとどうすべきかということも見えてきます。つまり、紙に書き出すことによって自分の悪かったところや、間違った考え方に気づくというチャンスにもなりうるというわけです。
(メルマガ『“青森の神様 木村藤子” あなたに幸福をもたらすメールマガジン』2022年9月2号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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