時間がいくらあっても足りない…そう思うビジネスパーソンは多いかもしれません。今回は、メルマガ『熱血日記』の著者で外資系金融機関で30年間の勤務経験を持つヒデキさんが、頭の回転速度を上げて時間を増やす方法を紹介しています。
高速回転脳を習得して成功する方法
長時間労働が嫌な人は、頭の回転速度を1.2倍に早めて数多くの仕事をこなす!
たいへん有能な若手から「実家の家業も継がなければいけないし、自分の事業も立ち上げて起業もしたい。どうすれば良いか?」という相談を受けて、「両方チャレンジしてみれば良い。時間管理術を使いこなせばできるはずだ」と、即答しました。
シリコンバレーの起業家、スティーブ・ジョブズやラリー・エリソン、そしてチャットGPTの創業者であるサム・アルトマン氏などはいずれも型破りで常識外れ、そして高速回転脳の持ち主です。そして、欲張りなところも共通しています(笑)。
頭の回転をいまの1.2倍から、1.3倍くらいに速く回転させれば、仕事のスピードも速くなりますし、ミーティングも数多く入れられるようになります。当然、業績も向上します。
長時間労働を重ねることも多くの仕事をこなす方法ですが、なぜ人々は高速回転脳を習得するという解決策を使わないのでしょうか?ある一定の方法を使えば、だれでも頭の回転を1.2倍、1.3倍と速くする方法があります。
人間がふだんの生活で使っている脳みそは全体の10%から15%に過ぎません。それが、極限状態とか、火事場のくそ力とか呼ばれる密な状況に追い込まれると脳の稼働面積は60%~70%に上がるそうです。
つまり、私たちはほとんどの時間を脳がアイドリング状態に置かれていて、フル回転する状態まで使い込んでいないということなのですね。
私も日頃、営業の仕事から経理、人事、総務の仕事をひとりで回し、それに加えて大学生向けのコーチングの仕事も入れましたから、時間がいくらあっても足りない状態です。
この記事の著者・ヒデキさんのメルマガ
でも、一日は物理的に24時間しかありませんから、頭の回転速度を1.2倍にすれば28時間になるし、1.3倍に上げれば1日は31時間になるのです。
そのためには、
1.自分の可能性の上限と思っている仕事量の枠をいったん外してみる
今より1.2倍の仕事量を受けてみると、一日のうちに処理する速度を嫌がおうにも1.2倍速に引き上げなければ回って行かない。
2.人から頼まれた仕事をいったん「Yes」と受けてみる
そうすると、どうすれば未経験の仕事や不可能な仕事が可能になるかを脳が高速回転して解決策を探す習慣が身に付く。人はあなたが才能があると思うから仕事を頼んでくる。それを断るのも自由だが、人の期待に応えれば人望ができ、人脈が豊かになる。
3.上記の1と2を実践したら、次に仕事の段取りを考え、仕事が遅延して迷惑をかけないように時間配分を決める
もちろん、自分の身体を休める時間や、自分が外に出て異なる景色を見て感性を豊かにする時間も取っておく。
時間配分は頭の中で考えるだけでなく、Googleカレンダーや手帳に書き込むなどして緻密にやった方が良いでしょう。
これまでにやってきた仕事量というのは、いわば自分の習慣の上に出来上がったものですから、習慣の枠を取り外して、スケジュールを新たなルールで組み替えてみれば、1.2倍の仕事量など案外受け入れられるものです。
自分の時間は濃度の濃い充実した時間になりますし、スキルや知識の成長スピードが速くなります。実践あるのみ!です。
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