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週刊誌を利用した「復帰宣言」か?沢尻エリカが背負う想像以上に“重たい十字架”

2019年11月に麻薬取締法違反の容疑で逮捕された沢尻エリカ。執行猶予明けの近影が週刊誌に掲載されたことで話題になっています。果たして今後、彼女の女優復帰はあるのでしょうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、今回の週刊誌報道への感想を述べつつ、沢尻の役者復帰について「共演者にも覚悟が必要」と語ります。

週刊誌に執行猶予明けの近影が

『FRIDAY』と『女性セブン』が沢尻エリカ、執行猶予明けの近影を掲載しています。

これは現場復帰がカウントダウンに入ったというサインでしょうか…示し合わせ、この2誌を使って“元気です。もうすぐ会えますネ”というメッセージを送っているようです。

2019年11月の逮捕時と同じマンションに沢尻が住んでいるかはわかりませんが、『FRIDAY』を読みながら『ナチュラルローソン』や『マツモトキヨシ』からの原宿へのルートを辿ってしまう私は、芸能記者としての悲しい職業病にまだ罹患中です…。

今回の沢尻のゴールは、レオナルド・ディカプリオやジャスティン・ビーバー、セレーナ・ゴメスたち超一流セレブ御用達のヴィンテージ・サングラス専門店だったようです。

2018年3月に公開されたジャレッド・レト主演、浅野忠信、忽那汐里共演の『The Outsider』(Netflixオリジナル作品)でのアイウェアやジュエリーを提案、提供した店としてハリウッドでも日本でも知る人ぞ知る有名店です。

写真の薄い色が入ったサングラスと眼鏡チェーンも、おそらくこのお店のものなのでしょうね。

私が“『FRIDAY』らしいな…”と心の中で呟いたのは、店から出てきた沢尻と一緒のオーナーを、“往年のスター、クワマン風のイケメン”というキャプションを目にした時でした。

一応説明しておきますが、“クワマン”とは『ラッツ&スター』のトランペット奏者、桑野信義の事です。

想像するに『FRIDAY』編集者は、沢尻と同じ薬物使用で逮捕歴のある元『ラッツ&スター』田代まさしのイメージが消えないのでしょうね、オーナーのモザイクの下は ちょっとクワマンとは結び付けにくい感じのイケメンですけれど…。

さて、気になる沢尻の芸能界への復帰プランですが、『女性セブン』によると配信系のドラマが本線だと報じられていました。

 

共演者にも「覚悟」が必要

地上波や劇場公開映画はやはり敷居が高過ぎるため無理、“地上波の何倍もの予算をかけた配信ドラマ”が復帰作になるのではないかと伝えていました。

どんな復帰作品になるのか気になるところではありますが、私が気になるのはそれよりも共演者…相手役のキャスティングです。

大河ドラマを薬物スキャンダルでNGにした女優の執行猶予明けの復帰作…共演者もそれなりの覚悟が必要なのは否めないでしょう。

これを話題作と捉えるか、何年経っても薬物使用を許さない視聴者の“餌食”になるのか…事務所と本人の選択が迫られるでしょうね。

『ヘルタースケルター』の共演者は窪塚洋介、寺島しのぶ、新井浩文、桃井かおり。

『人間失格 太宰治と3人の女たち』の共演者は小栗旬、宮沢りえ、二階堂ふみ、成田凌。

他にも綾野剛、佐藤健、高橋一生、吉沢亮、松坂桃李、新田真剣佑、小泉今日子というそうそうたる役者たちと共演した沢尻。

本人は「女優復帰は考えていない」と話していましたが、今も芸能プロダクションに所属していますし、事務所としては冒頭の2誌を仕掛けるほど(真偽はわかりませんが)復帰に意欲満々、何より周りが放っておくはずがないと考えられます。

沢尻が背負う重たい十字架を、一緒に担いでくれるのは所属事務所と誰なのか…気になりますね。

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: avex-management

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