例えば講演会。仕事の都合で参加した経験がある人もいるかと思います。しかし、「退屈」だ…と感じるケースが多いかもしれません。ですが、そんな場でも、熱心にメモをとる人とそうではない人…実はそこに結果を出せるかどうかの違いがありました。今回のメルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』では経営コンサルタントで関東学園大学で教鞭を執る菊原さんが、成功した人が大事にしているあることを紹介しています。
結果を出す人は“当たり前”を大切にしている
尊敬している知人と講演会に行った時のこと。お客様は50名を少し超すくらい。いろいろな人たちが集まっていた。
講師は若くもなく年配でもない。見た目も普通。お世辞にもカリスマ性は感じない。
話の内容は「まぁ、当たり前だよね」といった話ばかり。
知人はその内容に対して「なるほどねぇ」と口では言わないまでも、しっかり聞いている。しかもノートを出してメモをしている。
その姿を見て「なんでこんな内容を真剣にメモしているのだろう」とちょっと不思議に思っていた。
その一方、私はメモを取らない。サッと聞き流していた。
しかも、始まってすぐに「退屈だから早く終わらないかな」と思ってしまった。
言い訳になるが、話している内容は“よくあるベタな自己啓発系”といった内容だ。例えば、
・前向きに考えた方がいい
・まずは自分からいいことをする
・人と人をつなげてあげる
などなど。自己啓発の本を1冊でも読んでいれば「さすがにそれは知っているよ」といったものばかり。手アカのついた内容だ。
時間をかけて群馬から東京まで来たものの、さすがに「これはハズレだった」といった感じだった。
講演時間は休憩なしの90分。居眠りはしなかったものの、非常に長く感じた。
勉強会が終わった後、知人に「何を書いていたのですか?」と聞いてみた。
カバンからノートを取り出し、「知っていることでも繰り返しインプットしたいから」と言って見せてくれた。
ノートを見ると「こんな細かいところまでメモするの」というくらい細かく書いてある。
それを見せながら「こういった“当たり前のこと”が大切なんですよ」と言っていた。
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一見、理解していることも実際はよく分かっていないこともある。何度も頭に刷り込んだ方がいい。たしかにその通りだ。
・知っていることを繰り返しインプットする
・当たり前のことが大切
これを忠実に実行している。知人と私の差だ。これが結果の差につながっている。
また知人は「学ぶ上での一番の障害は“これは知っているから”と流してしまうこと」とも言っていた。
私はまさにこれをしてしまった。耳が痛い言葉だ。今後はこのようなことが無いように深く反省した。
勉強会後のこと。その方が「ちょっと飲んでいきませんか?」と声をかけてくれた。
この講演会だけで群馬に帰るのはなんだか惜しい。この誘いは渡りに船。とてもありがたかった。
知人は成功者だがグルメではない。飲み物、食べ物にこだわりがない人。ということで、よくある居酒屋に入った。
入店してしばらく店員が出てこない。その時に「この店はヤバいのでは」といった感じがした。
しばらくして席に通される。する奥の方から「今日店長と連絡が取れないみたい」といった話が聞こえてきた。
お店を変えようとも思ったが、知人は「まあ、ここでいいですよ」という。
私の心配は的中。やはりお酒も料理の提供が遅い。急いでいるらしくお酒も雑に置いていく。
飲みながらも「この店にするんじゃなかった」と後悔していた。
そんな時のこと――(メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』2023年8月4日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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