あなたのご家庭では、大人に対してもお小遣い制を採用していますか?無料メルマガ『【スキル×運】で年収1000万円を目指せ!』の著者・佐藤しょうおんさんによると、既婚者でお小遣い制ならば、それを今すぐにでもやめるべきだと語っています。その理由とは?
結婚後のお小遣い制について考える
何気にというか、明確な数として、相当数の世の男性がお小遣い制で生きているようです。もちろんこれは妻帯者、既婚者という意味ですよ。
先日話を聞いて震撼したのは(本当に震撼ですよ)、年収が1000万円に近いくらい稼いでいるのに、お小遣いが月額12000円という男性がいたことです。これ、たとえお弁当を持っていくとしても、平日に1日たったの600円しか使えないということで、下手したらこれって高校生のお小遣いよりも少ないんじゃないかと思います。
このメールマガジンの読者さんにもそういう人がたくさんいるはずですし、これから結婚を考えている人が将来こうならないようにするためにどうしたら良いのかな?ということを含めてつらつらと考えてみました。
まず、私のスタンスですが、これはもう明確に
お小遣い制はオトコの能力を減衰させる
と考えています。
私は数年間甥っ子の世話をしていたことがあるんですが、彼にも一定額のお小遣いをあげていたんですよ。その時に、その子がチマチマとお小遣い帳のようなモノを作って、少ないお小遣いの管理をしようとしていたんですね。それを見た瞬間に、
オトコがそういうチマチマしたことをやってはいけない!
って叱ったんですよ。
誤解があるといけないので、書いておくとビジネスに於けるP/LとかB/Sの管理や税務申告みたいな話とは関係ありませんからね。こっちは組織としての管理会計、税務会計で、これはやらなきゃなりません。もちろん個人でも、月額数百万というおカネを動かして、これをどう効率的に投資するかみたいな目的がある時には、予算を組んでそれを管理会計の手法でマネージしますよ。
そうじゃなくて、月にたかが数千円とか数万円の、ハッキリ言って端金(はしたがね)をどう使うのかなんて時に、毎日の支出を1000円以下にしなきゃ!なんて考えるのは愚かな行為だと言いたいのです。そんなことをやるヒマがあるのなら、どうやってこの可処分所得をドカンと増やすのかを考えるべきなんですよ。
このメールマガジンを読んでいる方が配偶者がいる女性で、お小遣い制を採っているのなら、そして彼の年齢が45歳以下ならば、お小遣い制は今すぐ止めた方が良いです。そうしないと旦那さんが出世する可能性が下がりますから。
というか、これは結婚の時にちゃんと取り決めておくべきことなんですけど、誰が家計のおカネを稼ぐのか。このおカネを稼ぐ人が主体的に、どこにどう使うのかを考えるべきなんですよ。特に奥さんが専業主婦の人の場合、これは明確に
月額●●円で間に合うようにやりくりをしてください
と言うべきなんです。だって相手は専業主婦なんですから。おカネを稼いでいない人なんですから、その人が旦那の稼いできたおカネを取り上げて、主体的に使うっておかしいでしょ。なんでおカネを稼いでいる旦那が、専業主婦の奥さんからお小遣いをもらわなきゃならないの?って思いますけどね。
もし共働きだというのなら、それこそお互いが生活に必要なおカネ、将来の為に必要なおカネを、収入の割合に応じていくらかずつ拠出して、その範囲内でやりくりをする、それ以外のおカネはお互いに詮索しないというのが最もスマートなやり方じゃないかと思います。
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