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タワマン刺殺の新疑惑 ストーカー規制法「悪用詐欺」説が囁かれる訳。各社報道と女性インスタに矛盾、嘘をついているのは誰だ?

新宿タワマン刺殺事件で、新たな“疑惑”が取沙汰されている。被害者女性の生前のインスタライブ「命を賭けて搾り取る」宣言をキッカケに、事件の時系列をあらためて冷静に振り返る人々が続出。その結果、「女性側がストーカー規制法を“悪用”し、極めて巧妙な結婚詐欺を仕掛けていた」可能性を指摘する声が増えているのだ。

時系列から見えてくる、タワマン刺殺「新たな疑惑」

こちらは産経新聞が事件の翌日、5月9日付記事で、警視庁への取材に基づく情報として報じた時系列(要約)。被害者女性のインスタライブ配信の時期をあてはめると次のようになる。

  • 約4年前:和久井容疑者がガールズバー経営の被害者女性と知り合う
  • 2021年12月~2022年4月:和久井容疑者に自宅で待ち伏せされた女性が警視庁にストーカー被害を相談。警視庁は和久井容疑者に口頭注意
  • 2022年3月23日:女性が「命を賭けて金を搾り取る」インスタライブを配信
  • 2022年5月:店を訪れた和久井容疑者がストーカー規制法違反の容疑で逮捕
  • 2022年6月:和久井容疑者が起訴猶予で釈放。警視庁から1年の禁止命令(以降、通報・トラブル・相談なし)
  • 2023年5月:禁止命令期間が終了。被害者女性の意向で延長はなし
  • 2024年5月8日:事件発生

こうしてみると、被害者女性は、警視庁に和久井容疑者からのストーカー被害を相談している最中に、容疑者への復讐として“命を賭けて迷惑料を搾り取る”とするライブを配信していたことや、その約2カ月後に容疑者が逮捕されたことがわかる。

一方、これらの情報からだけでは、2人が出会った経緯や、ストーカー化するまでの詳細、女性が容疑者から多額の金銭を受け取った時期、容疑者が店を出禁になった時期などはわからない。

ストーカー規制法を“悪用”した結婚詐欺を仕掛けていた可能性?

そこで、読者注目度が高い大手誌の記事から、時系列情報を抽出して追加してみよう。

まずは、FRAIDAYデジタルが事件の6日後、5月14日付記事で報じた内容から。

この記事によると、和久井容疑者は約5年前に妻と離婚。2021年秋頃には、女性と結婚する予定だと周囲に話していた。2021年冬に希少なクルマ・バイクを売却し、捻出した金を店の出店費用として被害者女性に渡したという。

さらに容疑者は、ストーカー規制法の禁止命令期間が終了して事件が発生するまでの“空白の1年間”に、被害者とは別の女性複数にストーカー行為を行い、少なくとも6件の被害相談が警察に寄せられていたと報じられている。また同誌の5月13日付記事は、和久井容疑者は2022年3月に女性の店を出禁になったと伝えている。

次に文春オンラインが、事件の1週間後、5月15日付の無料記事5月16日付の有料記事で報じた内容。

それによると、和久井容疑者と女性が知り合ったのは6年前。以前から女性が行っていたSNSのライブ配信の「配信者と視聴者」という関係。当初は共通の知人もまじえてレジャーに出かけることもあった。

女性が本格的に夜職についたのは4年前で、たちまち銀座某店の№1キャバ嬢に。女性はその後、上野のガールズバーを経て、2021年冬に自身が経営するキャバクラを開店。女性はすでに和久井容疑者のストーカー気質に不安を抱いていたが、和久井容疑者から開店祝いとして「シャンパンタワー」を提案され多額の金を受け取ったとされる。

2022年3月、自宅マンション前で和久井容疑者が待ち伏せするようになると、女性は知人らに助けを求めるLINEを送ったという。

なお、集英社オンラインの5月14日付記事によれば、女性は2021年12月13日にも、友人にLINEで「催涙スプレーとスタンガンを買った」旨のメッセージを送信。“和久井容疑者対策”として防犯グッズを購入したと報じられている。

これらの情報を総合すると、下記のような時系列になる(太字は追加分)。
※編註:和久井容疑者が「女性と結婚する予定だ」と周囲に話していた時期に誤りがあったため「2021年秋頃」に修正しました。お詫びして訂正いたします(2024.5.21)

  • 約6年前:和久井容疑者が被害者女性とライブ配信を通じて知り合う
  • 約5年前:和久井容疑者が妻と離婚する
  • 約4年前:女性が本格的に夜職で働きはじめ、No.1キャバ嬢になる
  • 2021年秋頃:和久井容疑者が、女性と結婚する予定だと周囲に話す
  • 2021年冬:女性が自身経営のキャバクラを開店する。和久井容疑者は希少なクルマやバイクを売却。捻出した金は「店の出店費用」もしくは「開店祝いのシャンパンタワー」代として女性が受け取った
  • 2021年12月~2022年4月:和久井容疑者に自宅で待ち伏せされた女性が警視庁にストーカー被害を相談。警視庁は和久井容疑者に口頭注意
  • 2021年12月13日:女性が友人に「催涙スプレーとスタンガンを買った」LINEを送信
  • 2022年3月:和久井容疑者が女性の店を出禁に。女性が知人に助けを求めるLINEを送信
  • 2022年3月23日:女性が「命を賭けて金を搾り取る」インスタライブを配信
  • 2022年5月:店を訪れた和久井容疑者がストーカー規制法違反の容疑で逮捕
  • 2022年6月:和久井容疑者が起訴猶予で釈放。警視庁から1年の禁止命令(以降、通報・トラブル・相談なし)
  • 2023年5月:禁止命令期間が終了。被害者女性の意向で延長はなし
  • 空白の1年間:和久井容疑者が、他の女性複数にストーカー行為。警察に少なくとも6件の被害相談
  • 2024年5月8日:事件発生

ネット民はこのような時系列に、どのような“懸念”を抱いているのだろうか?40代ネットメディア編集デスクが説明する。

「和久井容疑者から命を賭けて金を搾り取る、と宣言する女性のインスタライブが“発掘”されたことで、事件に対する印象は大きく変わりました。SNSでも『どっちもどっち』『殺人を肯定はしないが、女性にも同情の余地はない』といった声が多いですよね。そこから発展して、あらためて冷静に事件の時系列を整理する一部ネット民が出てきたんですよ。あくまで仮説ではありますが、彼らは『被害者女性とその周辺は、和久井容疑者に対して、ストーカー規制法を“悪用”した極めて巧妙な詐欺を仕掛けていたのではないか?』と推理しています」

和久井、被害者、マスコミ、警察。誰かが嘘をついている?

女性による、ストーカー規制法を“悪用”した極めて巧妙な詐欺――確たる証拠はないにも関わらず、ネット上でそのような“疑惑”が取り沙汰されるのはなぜだろうか?

「テレビのワイドショーは、なぜかこの事件の報道に及び腰です。不謹慎かもしれませんが、本事件はいろんな意味で“圧倒的な面白さ”を備えている。柏市の『自転車ひょっこり男』などと比べても何倍も興味深く、圧倒的な訴求力を持っているはずなんですよ。

にもかかわらず、事件発生直後を除いて続報はほとんどナシ。こんな視聴率が取れそうなネタをテレビ各局がスルーして、まるで『事件のことは忘れてくれ』と言わんばかりに消極的な姿勢を貫くのはなぜでしょう?警察への何らかの忖度が働いているのではないか、と感じる人が増えています。

いくつかの週刊誌が出した情報も、捜査関係者からのリークや、被害者女性の友人・知人のコメントが中心。女性側に同情的な『残虐な容疑者によるストーカー殺人』という物語を補強する内容がほとんどでした。

ところが、女性のインスタライブにより、被害者側も“相当なタマ”だったことが明らかになった。そのため『警察からのリークや、その意向を受けた週刊誌の“大本営発表”は信用できない』という声が上がりはじめたんです」(前同)

ネットで指摘される“疑惑”たち

ネットでは今、下記のような“疑惑”が指摘されている。

《和久井が出した金は出店費用?シャンパンタワー代?何に消えたんだろう。各社報道に不自然な矛盾が多いよね》

《和久井が空白期間に6件のストーカー行為をしてたっていうけど、中身を読むと手紙を送りつけたとか、しょーもない話なのな。「女性たちが相談した=実際にストーカー行為があった」とは限らないのに、これって印象操作じゃね?》

《そもそも、別のストーカー被害を訴えた女性たちは、刺殺された女性と面識あったんだろうか?女性側や友人知人が全員グルっていう可能性も一応あるし、そこすごく重要だと思うんだが》

《女性と突然、連絡が取れなくなったら、ストーカーじゃなくても「どうしたんだろう?」って感じるのはまあ普通よ。結婚を約束して大金を渡した相手ならなおさらね》

《ストーカー規制法を結婚詐欺のバリアみたいに使ったのかもしれんわな。警察は女のほうの話を信じるだろうし、狙われたら男はひとたまりもない》

《和久井を本気で騙して搾り取ると決めていたんなら、電話やLINEの履歴なんていくらでも準備できるよ。結婚をチラつかせるのは口頭だけにして、メールやLINEは使わなければいい。逆に、ストーカー被害の証拠は友人や知人に送信しておけば簡単に作れるしね》

《女側からすれば適当に理由をつけて、交際していた事実を示す写真や動画を残さないのがポイントやな。あとLINEで「連絡してこないで」の記録をしっかり残しておいて、あとからリアルで「あのときは私どうかしてたの…」とか。メンヘラ女あるあるムーブやし、ひっかかる男多いやろ》

《理屈の上では、店や自宅に押しかけたっていうストーキングエピソードすら自作自演の可能性があるんだよな。ログが残らない方法で来店するように仕向ける⇒警察にストーカー被害を訴える⇒詐欺成功みたいな》

最後に時系列を再掲しておく。あなたはどう感じるだろうか?さらなる捜査・報道で真相が明らかになるのか、今後の動向が注目される。

  • 約6年前:和久井容疑者が被害者女性とライブ配信を通じて知り合う
  • 約5年前:和久井容疑者が妻と離婚する
  • 約4年前:女性が本格的に夜職で働きはじめ、No.1キャバ嬢になる
  • 2021年秋頃:和久井容疑者が、女性と結婚する予定だと周囲に話す
  • 2021年冬:女性が自身経営のキャバクラを開店する。和久井容疑者は希少なクルマやバイクを売却。捻出した金は「店の出店費用」もしくは「開店祝いのシャンパンタワー」代として女性が受け取った
  • 2021年12月~2022年4月:和久井容疑者に自宅で待ち伏せされた女性が警視庁にストーカー被害を相談。警視庁は和久井容疑者に口頭注意
  • 2021年12月13日:女性が友人に「催涙スプレーとスタンガンを買った」LINEを送信
  • 2022年3月:和久井容疑者が女性の店を出禁に。女性が知人に助けを求めるLINEを送信
  • 2022年3月23日:女性が「命を賭けて金を搾り取る」インスタライブを配信
  • 2022年5月:店を訪れた和久井容疑者がストーカー規制法違反の容疑で逮捕
  • 2022年6月:和久井容疑者が起訴猶予で釈放。警視庁から1年の禁止命令(以降、通報・トラブル・相談なし)
  • 2023年5月:禁止命令期間が終了。被害者女性の意向で延長はなし
  • 空白の1年間:和久井容疑者が、他の女性複数にストーカー行為。警察に少なくとも6件の被害相談
  • 2024年5月8日:事件発生

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