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ことわざ「案ずるより産むが易し」が、出産を“たとえ”に用いている深い意味

「案ずるより産むが易し」ということわざがありますが、なぜこのことわざは出産をあえて例にしているのかご存知ですか? 無料メルマガ『【スキル×運】で年収1000万円を目指せ!』の著者・佐藤しょうおんさんは、その「真意」について持論を展開しています。

ことわざ「案ずるより産むが易し」の真意

去年から、ポッドキャストで音声配信をしていまして、そのためのネタ探しということで、自分の書いた過去ログを読み返しています。

そうしたらちょうど900回のエントリー、正確にいえば前フリで、「案ずるより産むが易し」って書いているんですよ。

この諺の意味は、

”物事は、実際に行ってみると、事前に心配していたほど難しくはないということ”

となっていますが、私は多くの人がこの諺の真意を理解していないと考えています。心配するほど難しくないって、誰にでも簡単にできるという意味だと思っていますか?そんな感じでお気楽に考えているから、みなさんは継続ができないんですよ。

この諺に使われている単語を良く読んでください。「産むが易し」ですからね。産むって何を産むんですか?子どもですよ、赤ちゃんです。出産を経験した女性なら分かると思いますけど、子どもを産むってめっちゃ痛いわけですよ。気が遠くなるくらい痛いわけ。これのどこが「誰にでも簡単に」なんですか?

誰にでも簡単にできる、ということを言いたいのなら、「産むが易し」なんてシチュエーションじゃなくも例えば、

みたいな例で良いわけ。ところが猛烈な痛みを伴う出産を例として使っているところが「深い」んですよ。

私の解釈で、これはどういうことを言いたいのかを説明すると、

”自分にはできそうもないと考える対象に着手したら、最初は辛い、苦しいと感じることであっても、やり続けるうちにそれほど難しいと感じなくなること”

という意味なんですよ。

例えば、今が旬の人の話をすると、メジャーリーガーの大谷さんって、めっちゃ身体を鍛えているわけで、彼の毎日の練習メニューは、メジャーリーガーでも顎を上げるくらいキツいみたいなんですよ。でもそれって

ってことなんじゃありませんか。

大谷さん的には、

って言うはずなんです。やる前は、こんなのムリ!って思うことでも、やり続けたら、実は大したことなかったね、となることを指しているんだと思いますよ。

日付けを確認したら、この前フリを書いたのが、2010年の7月31日の配信でした。今読むと、非常に感慨深いですね。今から14年前で既に私は、

ということを正しく理解していたわけですから。

確かにこの頃から、メールマガジンのネタを見つけることや、文章に仕立てあげること、それを毎日配信することが、全然苦痛だと感じなくなりましたから。その感覚は今でも続いていますね。

人間として生まれたのなら、一つくらいは自分の意志でこのような何かを作りあげるべきだと思いますし、これができたら、自分自身の未来が大いなる希望に満たされると思うんですよ。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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