物価が上がり、スーパーに行っても何もかもが高く感じ、楽しさを感じる余裕なんてない。そんなふうに思っている方もいるかもしれません。しかし、埼玉県のとあるスーパーは、その常識を覆しています。無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者で、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんは、買い物という日常をエンタメ体験にしてしまうこのスーパーの秘密に迫っています。
まるで宝探し!日常のお買い物をエンタメ化する、あるスーパーの挑戦!
物価が急上昇する中、激安スーパーが度々注目されます。
困窮する庶民生活では、一切の贅沢が許されず、買い物の品目も限られたものばかりになります。
これでは、メニューを考える楽しさもなく、ただただ消費しているだけです。
そんな状況に置かれた庶民に、しばしの癒しを与えてくれるのが、激安スーパーなのです。
買いたいものを買うことができる、買い物が楽しい場所となっています。
埼玉県和光市にある「坂下ショッピングセンター」は、その中でも異色とも言えるほど、群を抜いて激安なスーパーです。
ほとんどの商品が、定価の80~90%オフで提供されている上、さらなる特売品もあるのです。
業務用の冷凍食品や大容量パックをはじめ、高級チーズやワイン、輸入食品など、あらゆる食品が激安で売られています。
スクランブルエッグの業務用パックや冷凍焼きうどん、焼きナポリタン、クリーミービスクソースなどの変わり種もたくさん並んでいます。
消費者からすると、高級スーパーである「成城石井」「紀伊國屋」「明治屋」「いかりスーパー」などを見てまわっているような感覚になるほど、珍しい商品ばかりです。
あるいは、「カルディ」で楽しい時間を過ごしてるような感覚です。
しかも安く、庶民にも手が届くのです。
不況下で買い物の楽しさを味わえるお店は、それほど多くありません。
では、なぜこのお店は、珍しいものを激安で提供できるのでしょうか?
いまとなっては、流行っているビジネスと言えるかもしれません。
生産過剰や販売不振の在庫、通販の返品、パッケージの破損などにより、処分に困っている商品を安く買い取っているのです。
いま、新品を半額で販売するお店が増えていますが、このスーパーは、その先駆け的存在だったのです。
食品であるため、賞味期限が近い商品などが多く入荷するので、割引率も高くなり、激安となっているのです。
庶民にとっては、楽園的存在となっています。
売り場をまわっていると、笑いが止まらなくなります。次から次へと商品をカゴに入れてしまいます。
いまどき、こんな楽しいことはありません。
創業が1974年なので、長きに渡り、近隣の人たちの生活を潤してくれています。
幸せを運んでいると言っても大袈裟ではありません。
お客さまに喜んでいただける、商売のお手本です。
誰もができる商売ではありませんが、お客さまを笑顔にするヒントがあるのではないでしょうか。
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