年末が近づくと、「来年こそは何かを変えたい」「大きな一歩を踏み出したい」と誰もが思い始めます。しかし、結局叶わなかった、という方も少なくないのかもしれません。では、夢を叶える人と、叶えられない人の決定的な違いはどこにあるのか?「6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」として知られる石川和男さんは自身のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の中で、自身が実際に夢を叶えるために実践したことを伝えています。
なぜ夢は言うほど叶うのか? 年末年始に始めたい目標達成の科学
朝晩の冷え込みが強くなり、街のイルミネーションも少しずつ輝きを増す11月。年末年始の予定がちらほら話題に上り、「来年はどんな一年にしよう?」と胸の奥がそわそわし始める季節です。
せっかくなら来年を最高のスタートで迎えたい。そんな時期だからこそ、今日、どうしても伝えたいことがあります。
それは「夢は、黙っていても叶わない。言いふらした人から叶っていく」ということです。
私は税理士として独立し、大学講師として教壇に立ち、ビジネス書を執筆し、さらにオンラインサロンを開講してきました。
華やかに聞こえる経歴ですが、どれも特別な才能があったわけではありません。むしろ、平凡な人間です。ただ、ひとつだけ徹底してやってきたことがあります。
それが「夢を、言いふらしまくること」です。
たとえば税理士になりたいときは、会う人すべてに「税理士になる」と宣言しました。
大学講師になりたいときも、「絶対に教壇に立つ」と言い続けました。
言いふらすことには勇気がいります。
言ったあとに何もできなかったら恥ずかしい。
笑われるかもしれない。
期待されるのが怖い。
だから多くの人は、夢を静かに胸にしまい込み、密かに努力しようとします。でも、密かに努力する夢は大抵消えていきます。
なぜなら、誰にも知られていない夢は、逃げ出したくなったときにいつでも捨てられるからです。
逆に、言いふらすと逃げられません。「この前言っていた資格の勉強、進んでる?」と聞かれる。「まだ?」と言われる。その言葉がプレッシャーになり、そしてそのプレッシャーが行動に変わります。
有言実行は立派な美徳だと言われますが、実は逆です。言ってしまったから、後に引けなくなるのです。追い込まれて、初めて人は本気になります。夢は、言いふらして逃げ場をなくした人から叶っていくのです。
この記事の著者・石川和男さんのメルマガ
そして、もう一つ大きなメリットがあります。
それが「夢を叶えてくれる人に出会えること」です。
私は大学講師になりたいと言い続けていたことで、思いもよらないタイミングで声をかけられました。
「講師を探している大学があるよ」
「ちょうど講師が辞めて枠が空いたけれど、やってみない?」と、直接オファーが来たのです。本来なら公開募集から応募し、審査を受け、枠の奪い合いになるはずでした。でも、私は競争する前にチャンスをもらえた。
なぜか? それは、「やりたい」と先に周りに伝えていたからです。
ここで重要なのは、ただ言えばいいわけではないということです。
大学講師になりたいと町内放送で叫んでも、コンビニの前で熱弁しても、夢に近い人は現れません。
必要なのは、「夢を叶える力を持っている人に届く場所で言う」ことです。講師になりたいなら教育に関わる人たちの中に身を置く。資格を取りたいなら同じ資格を目指す仲間のそばにいる。夢は、夢に触れる空間に身を置くことで加速します。環境は運を運ぶ。言いふらす場所を選ぶ人ほど、チャンスは早くつかめるのです。
さらに、ーーー(『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』2025年11月27日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
この記事の著者・石川和男さんのメルマガ
image by: Shutterstock.com