被災地で空き巣、鉢合わせも=「警官姿」「車を物色」相次ぐ

2019.10.28
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by 時事通信

 台風19号の被災地で、混乱に乗じた空き巣が相次いでいる。住民が侵入した男と鉢合わせしたほか、警察官の格好をまねた不審者も目撃されている。
 福島県警によると、郡山市内で18日に民家から現金が盗まれるなど、未遂も含め空き巣が4件発生。夜になって2階で生活する住民が、階段を上ってきた男と鉢合わせするケースもあった。男は「安否確認で来た」と言い残して立ち去ったため被害はなかった。
 宮城県警によると、柴田町で自宅の後片付けをしていた住民が目を離した隙に現金や財布がなくなったほか、角田市でも無施錠の住宅から財布が盗まれた。県警は避難所などを巡回し、工事や災害ごみ搬出の高額請求などにも注意喚起。「怪しいと思ったら相談を」と呼び掛けている。
 長野県警にも「避難所の駐車場で車内を物色する人がいた」「義援金集めの訪問を受けた」などの通報や相談が十数件寄せられている。
 長野市北部の富竹地区に住む女性(72)は16日、警察官の制服姿で「ヤナギサワ派出所に派遣された」と名乗り、近隣住民から家族構成を聞き出す若い男を目にした。女性は「ヤナギサワという地名はないし、制服にPOLICEの表記はなく怪しいと思った」と話す。
 津野地区の実家が被災した男性(34)は16日夜、見慣れない他県ナンバーの車が止まっているのを目撃し通報した。「警察が職務質問したり、パトロールを強化してくれたりしたが、犯罪に遭うのが怖い」とおびえる。
 昼間は大勢のボランティアが活動するが、日が落ちると被災地は人けがなくなるため、各地の警察は24時間態勢で警戒している。(2019/10/28-13:33)

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