新スパコン「富岳」出荷 「京」後継、性能100倍―石川
理化学研究所と富士通は2日、石川県かほく市の工場で製造しているスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」の出荷を開始した。6月までに約400台の計算機が、理研の計算科学研究センター(神戸市)に納入される。
富岳は、8月に約7年間の本格運用を終えたスパコン「京(けい)」の後継機として、2014年度から開発。京の100倍以上の計算能力があり、ナノテクノロジーや防災、創薬など最先端研究に活用される。
この日出荷された計算機は6台で、富士通の時田隆仁社長は「京にも勝るとも劣らない大きな貢献を成し遂げると期待している」と話した。(2019/12/02-18:27)