アステラス製薬、米社買収 3300億円、遺伝子薬開発

2019.12.03
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by 時事通信

 は3日、遺伝子治療薬を開発する米バイオテクノロジー企業のオーデンテス・セラピューティクス(カリフォルニア州)を、約30億ドル(約3300億円)で買収すると発表した。TOB(株式公開買い付け)を通じ、来年3月末までに買収する予定。神経筋疾患などの治療薬の開発に取り組んでいる同社を取り込み、遺伝子治療薬を新たな成長の柱に育てたい考え。
 オーデンテスは、遺伝子に異変が生じ、極度の筋力低下や呼吸不全、早期死亡を招く重い神経筋疾患の治療薬の開発を進めており、将来の収益源になると期待される。また、同社の知見とアステラスの国際的な事業基盤を融合することで、遺伝子治療薬の開発スピードを加速できるという。(2019/12/03-11:24)

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