野党、不信任提出せず 臨時国会が閉幕
第200臨時国会が9日、閉幕した。立憲民主党など主要野党は首相主催「桜を見る会」をめぐる疑惑を引き続き追及するため、40日間の会期延長を大島理森衆院議長に申し入れたが、与党側は拒否した。一方、自民、立憲両党は閉会中に公文書管理に関して政府の説明を受ける場を設けることで合意。これを受け、野党側は安倍内閣に対する不信任決議案の提出を見送った。
自民の森山裕、立憲の安住淳両国対委員長は9日、会期末の対応をめぐって断続的に協議した。その結果、(1)大島衆院議長が本会議で野党から会期延長の申し入れがあったことを報告する(2)国会閉会中に衆院内閣委員会理事会で「桜」をめぐる公文書管理の問題について政府から説明を受ける―ことで一致。安住氏はこの後、内閣不信任案は提出しないと記者団に表明した。(2019/12/09-17:47)