新型肺炎感染者、国内で400人超す 新たに東京で5人、愛知で1人―厚労省

2020.02.16
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by 時事通信

 新型コロナウイルスの感染が拡大している問題で、厚生労働省などは16日、新たに東京都で5人、愛知県で1人の感染を確認したと発表した。このほか、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で70人の感染を確認。国内での感染者は計414人となった。
 都によると、5人のうち30代男性と60代男性は、感染が分かったタクシー運転手の濃厚接触者。1月18日に屋形船で開かれた新年会に参加していた。5人とも重症ではない。
 大田区の「牧田総合病院」に勤める60代男性医師の感染も確認。屋形船での新年会に参加し、感染が確認された同病院の女性看護師と院外で複数の人を交え食事をしていた。今後、入院患者を含め、医師と看護師の濃厚接触者を確認する。
 ほかは、都内に住む30代男性と、埼玉県在住のハイヤー運転手の60代男性で、共に発症から2週間以内に中国への渡航歴はない。30代男性は感染が判明した40代男性と、仕事関係で同じ研修を受けていた。60代男性の感染経路は不明という。
 愛知県によると、新たな感染者は同県尾張地方在住の60代男性で、既に感染が確認された米ハワイに渡航した名古屋市の60代夫婦のうち、妻の知人。38度の発熱があったため、15日に県内の医療機関を受診し、16日に県衛生研究所で遺伝子検査を行ったところ、感染が確認された。受診した医療機関に入院中で、軽症という。(2020/02/16-23:48)

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