結婚式自粛?悩むカップル 「感染したら…」―高額キャンセル料も・新型肺炎

2020.02.26
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by 時事通信

 新型コロナウイルス感染拡大で、結婚式や披露宴の取りやめを検討するカップルが急増している。「1年前から準備してきたのに」「感染者が出たら大変」。25日には政府がイベント自粛の検討を促す基本方針を公表し、晴れ舞台を前に2人の心は苦悩に揺れる。
 集団感染が起きたクルーズ船が停泊していた横浜市のホテル式場では、「今キャンセルしたらどうなるのか」との相談が22日ごろから急増。担当者は「ご縁を伴うので、なるべく参列していただきたい。最大限の対策はするが、人が集まる場所で感染が避けられるとは言い切れない」と複雑な心境をのぞかせた。
 「命には代えられない」。東京都内の30代女性は4月に予定していた結婚式と披露宴をキャンセルした。キャンセル料は約100万円。「80代の祖母や子どもが参加するため、何かあったら後悔する。挙式日が近づくにつれキャンセル料が高くなることもあり、早めに決断した」
 3月に挙式予定の都内の男性(28)は「1年先まで予約が埋まっており、先延ばしできない」と披露宴の開催を決めた。ただ、妻(27)は「どうするのが正解なのか。感染者が増えるたびに落ち込む」と声を落とした。
 6月に挙式予定の千葉県佐倉市の女性(23)は、延期料金がかかるなら新郎新婦の両親のみで執り行うと言う。約70枚の招待状は1枚ずつ丁寧に気持ちを込めた手作りだが、まだ発送していない。
 22日に挙式した都内の30代男性は、両親から「リスクを取れない」と再考を求められ、1週間前に式場に相談。キャンセル料は費用約250万円の半額と言われた。友人の後押しで決行したが、欠席した5人中4人の理由が感染への懸念で、「誰も悪くないのに幸せな日がどんどん傷ついていった」。男性は「みんな楽しんでくれたので良かったが、(潜伏期間とされる)2週間は震えながら待つしかない」と不安げに話した。(2020/02/26-13:37)

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