東芝に第三者委設置要求 筆頭株主、議決権集計漏れで

2020.09.25
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by 時事通信

 が7月末に開いた定時株主総会で議決権行使書の一部が集計されていなかった問題で、筆頭株主の旧村上ファンド系エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが東芝に対し、第三者委員会の設置を求める書簡を送っていたことが25日、分かった。東芝経営陣から独立した委員で構成して事実関係を調査し、総会運営に問題があれば原因究明や再発防止策の策定を行うよう要求した。
 書簡は23日付で東芝取締役会宛てに送った。エフィッシモは議決権行使書の不適切な集計に関し「株主にとって最も基本的な権利が否定されていることにほかならない」と指摘。「到底許容することはできない」と訴えた。
 また、不適切集計問題以外にも「意図した議決権行使ができなかった株主が複数存在していることを確認した」などとして、総会の運営に不透明な点があったと主張している。(2020/09/25-20:46)

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