大阪府、「まん延防止」移行要請へ コロナ再拡大を懸念

2021.06.16
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by 時事通信


大阪府の新型コロナウイルス対策本部会議で発言する吉村洋文知事=16日午後、大阪府庁

大阪府の新型コロナウイルス対策本部会議で発言する吉村洋文知事=16日午後、大阪府庁

 大阪府は16日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、緊急事態宣言が20日で解除された場合、宣言に準じた「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請することを決めた。府内の新規感染者は減少しているが、変異株の影響で再拡大する懸念がある。吉村洋文知事は会議終了後に記者団の取材に応じ、「重点措置の適用で感染者のリバウンドを防ぎたい。増えたとしても医療のコントロール下で抑える」と述べた。
 吉村氏は、町村部を除く府全域で3週間から1カ月ほど重点措置を実施することを想定している。隣接する京都府や兵庫県ともできるだけ足並みをそろえる意向だ。対策本部会議では、専門家から「現時点でワクチンの集団免疫の効果もほとんどないため、効果的な人流抑制の継続が必要」との意見が示された。(2021/06/16-16:24)

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