小此木氏が横浜市長選に出馬調整 現職閣僚、IR反対へ
自民党の小此木八郎国家公安委員長(55)=衆院神奈川3区=が、任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、同22日投開票)に出馬する方向で調整に入った。同党関係者が19日、明らかにした。市長選で争点となる、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の是非については反対する考えを示すという。
小此木氏は当選8回。党神奈川県連会長を務め、同様に横浜市を地盤とする菅義偉首相に近い。出馬の意向は既に首相にも伝えたという。立候補する場合は閣僚と衆院議員を辞職することになる。
小此木氏は党国対委員長代理などを歴任し、2017年に安倍内閣で国家公安委員長兼防災担当相として初入閣。昨年9月発足の菅内閣で再入閣した。
IRは安倍前政権が旗振り役となった。市長選をめぐっては、IR推進派で3期目の現職、林文子氏(75)は態度を明らかにしていない。(2021/06/20-00:41)