天皇陛下、各国首脳らと面会 開会式前「平和と調和の精神を」―皇居
天皇陛下は23日、東京五輪開会式を前に、皇居・宮殿に各国首脳らを招き、面会された。2024年の自国開催を控えるフランスのマクロン大統領や、ジル・バイデン米大統領夫人、ルクセンブルクのアンリ大公、モナコのアルベール2世公ら開会式に出席するため来日した11カ国12人が参列。このほか、菅義偉首相や国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長らも同席した。
午後2時半ごろ、陛下は宮殿「春秋の間」で各国首脳らを出迎え、英語であいさつ。新型コロナウイルスの試練に、国内外を問わず心を一つにし協力することが大切だとした上で、「わたしたちが平和と調和というオリンピズムの精神に改めて思いをいたし、その精神の灯火を未来へとリレーする大会となることを願います」と述べた。
その後、陛下は「松風の間」で、首脳らと国ごとに交流を深めた。飲食を伴う懇談はなく、全員がマスクを着用するなど感染対策が講じられた中、約40分で終わった。(2021/07/23-17:29)