福井団長「最大限に発揮」 SNS中傷、警察などと連携も―選手団中間報告〔五輪〕

2021.08.01
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by 時事通信

 東京五輪日本選手団の福井烈団長は1日、大会前半を振り返る中告の記者会見を開き、7月31日までに過去最多17個の金を含むメダル30個を獲得した現状を「それぞれが持てるパフォーマンスを最大限に発揮した」と評価した。
 尾県貢総監督は、コロナ禍での自国開催について「地の利はあったと思うが、プラスに働かなかったところもある」との認識を示した。日本オリンピック委員会(JOC)が目標に掲げた金メダル30個は「一義的ではない」とし、「成績だけでなく、選手たちが勝負に臨む姿に多くの方々から共感をいただいていると感じる」と語った。
 選手のインターネット交流サイト(SNS)アカウントに誹謗(ひぼう)中傷する内容が書き込まれていることを受け、福井氏は「選手が積み重ねた努力を侮辱する行為。断じて許されない」と述べ、JOCがモニタリングして悪質な投稿を記録に残していることを明らかにした。状況によっては、警察など関係機関との連携も検討していくという。
 福井氏はコロナ対策規則集プレーブックが全体的に守られているとし、これまでに日本選手団は違反事例への注意などを受けていないとした。(2021/08/01-19:22)

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