ドコモ全面復旧まで29時間 通信障害、影響200万人―副社長「深くおわび」

2021.10.15
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by 時事通信


オンライン記者会見で、14日夕方に発生した通信障害について陳謝するNTTドコモの田村穂積副社長(中央)ら=15日午後

オンライン記者会見で、14日夕方に発生した通信障害について陳謝するNTTドコモの田村穂積副社長(中央)ら=15日午後

 NTTドコモの通信障害は全面復旧まで29時間を要する異例の事態となった。同社は15日、全国で14日夕方に発生した通信障害の影響規模が約200万人に上ると発表。通信する際に必要なサーバーへの位置情報の登録ができず、ネットワークに接続できなくなった。通話がしにくくなった利用者も含めれば、実際に影響を受けた人数はさらに多くなる可能性がある。
 同社の田村穂積副社長は15日、オンライン形式で記者会見し、「ご迷惑をお掛けし深くおわびする」と陳謝した。つながりにくい状況は「ガラケー」と呼ばれる旧来型端末で主に利用される「3G」の一部でその後も続いていたが、同日午後10時に解消した。
 障害は14日午後5時ごろに発生。同8時前に回復したが、回線の混雑は続き、現在主流の通信規格「4G」と高速大容量規格「5G」が復旧したのは15日午前5時すぎだった。8000万件超の契約を抱えるドコモだけでなく、ドコモ回線を利用してサービスを提供する格安スマートフォン会社も影響を受けた。
 障害により、音声通話やインターネット交流サイト(SNS)、動画視聴のほか、ドコモの「d払い」などスマホ決済を利用できなくなった人もいたという。通信障害があった時間帯の音声通話は前週に比べて15%、データ通信量は4%減少していた。
 ドコモによると、障害はタクシーの決済端末や自動販売機などIoT(モノのインターネット)機器のサーバーを切り替える作業で発生した。旧設備から新設備への移行がうまくいかず、いったん旧設備に戻したが、IoT機器から想定を上回る大量の位置情報が送られてきたため通信を制限した。
 同社は再発防止に向け、「処理能力を踏まえた適切な切り替え手順に見直す」としている。(2021/10/16-01:03)

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