情報機関、日本武官の活動「把握」 ロシア通信社が実名報道

2021.11.11
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by 時事通信


ロシア連邦保安局(FSB)本部前=1月31日、モスクワ(AFP時事)

ロシア連邦保安局(FSB)本部前=1月31日、モスクワ(AFP時事)

 【モスクワ時事】インタファクス通信は10日、ロシアの軍事機密を漏らしたとして、昨年7月に国家反逆罪で訴追された有力紙コメルサントのイワン・サフロノフ元記者が数年間にわたり、モスクワ駐在の日本の武官らと接触した記録を情報機関が把握していると報じた。関係筋の話として、接触したとされる武官らの実名も伝えた。
 ロシア情報機関がメディアを通じて、日本の情報収集活動をけん制した可能性がある。関係筋は接触時期や場所、やりとりの一部も明らかにした。一方、元記者の弁護人はタス通信に対し、日本武官らとの接触は訴追理由に含まれていないと説明した。
 元記者は情報機関の連邦保安局(FSB)に拘束され、訴追された。2017年にチェコの情報機関に軍事情報を渡した罪に問われているが、無罪を主張している。(2021/11/11-06:42)

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