日米外相、初の電話会談 「台湾海峡の安定」確認

2021.11.13
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by 時事通信


記者団の取材に応じる林芳正外相=13日午前、外務省

記者団の取材に応じる林芳正外相=13日午前、外務省

 外相は13日、米国のブリンケン国務長官と約30分間電話会談した。日米同盟を一層強化し、中国をめぐる諸課題に連携して当たることで一致。緊迫化する台湾情勢に関し、「台湾海峡の平和と安定」の重要性を確認した。林氏の外相就任後、各国外相との電話会談はこれが初めて。
 ブリンケン氏は沖縄県・尖閣諸島について、対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象になると改めて表明。林氏は北朝鮮の拉致問題解決へ協力を要請し、支持を得た。対面の外相会談と日米外務・防衛担当閣僚による安保協議委員会(2プラス2)の早期実施も申し合わせた。
 新型コロナウイルスや気候変動など地球規模の課題に緊密に連携して対応する方針も確認した。
 ◇「ハーモニー奏でたい」
 林氏はこの後、記者団の取材に応じ、初の電話会談の相手が米国となったことについて「極めて意義深い」と指摘。自身とブリンケン氏がともにバンド活動の経験を持つことに触れ、「日米同盟の一層の強化に向け、いいハーモニーを奏でていきたい」と語った。(2021/11/13-11:42)

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