新EV、30年までに35車種 5年間で3兆円投資―日産・ルノー・三菱自連合

2022.01.27
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by 時事通信


日産自動車など3社連合のオンライン記者会見で、電動化戦略を説明する日産の内田誠社長=27日午後

日産自動車など3社連合のオンライン記者会見で、電動化戦略を説明する日産の内田誠社長=27日午後

  • 日産自動車など3社連合のオンライン記者会見で、電動化戦略などを説明する三菱自動車の加藤隆雄社長=27日午後
  • 日産自動車など3社連合のオンライン記者会見で、電動化戦略などを説明する仏ルノーのルカ・デメオ最高経営責任者=27日午後

 日産自動車、フランス大手ルノー、三菱自動車の3社連合は27日、2030年までに新型の電気自動車(EV)35車種を投入する計画を発表した。共通のプラットフォーム(車台)の採用を加速させ、生産を効率化。電動化対応に向け、今後5年間で230億ユーロ(約3兆円)を投資する。
 日産の内田誠社長、ルノーのルカ・デメオ最高経営責任者、三菱自の加藤隆雄社長が共同でオンライン形式の記者会見を開いた。
 3社で進めている車台の共通化は、現在の6割程度から26年までに8割に高める。また、EV専用の車台を拡充し、30年までに販売する35車種のうち9割に採用する。内田氏は「アライアンス全体のイノベーションを進化させることができる」と語った。
 EVの生産価格の中で大きな割合を占める電池に関しては、日産が28年半ばまでに量産開始を目指す次世代の「全固体電池」をルノー・三菱自とも共有する。
 三菱自はルノー車を基にした新型車2車種を、23年中に欧州で発売することも明らかにした。(2022/01/27-20:38)

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