「力による現状変更許さぬ」 日モンゴル首脳が会談

2022.11.29
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by 時事通信


署名式で握手する岸田文雄首相(右)とモンゴルのフレルスフ大統領=29日午後、首相官邸

署名式で握手する岸田文雄首相(右)とモンゴルのフレルスフ大統領=29日午後、首相官邸

  • 会談に臨む岸田文雄首相(右手前から3人目)とモンゴルのフレルスフ大統領(左手前から3人目)=29日午後、首相官邸

 首相は29日、モンゴルのフレルスフ大統領と首相官邸で会談した。両首脳は共同声明を発表し、モンゴルが国境を接する中国やロシアを念頭に「力による一方的な現状変更を許してはならない」と強調した。
 共同声明は、安全保障分野の協力強化を明記。経済分野では、日本からモンゴルへの投資促進や、モンゴル国内のレアアース(希土類)探査に取り組むとした。
 国際情勢を巡っては、核戦争が「壊滅的な結末」を招くと指摘し、核拡散防止条約(NPT)の維持・強化を訴えた。ウクライナ危機への懸念も表明した。
 首相は会談後の共同記者発表で「グローバルな課題解決に向け、モンゴルとの協力強化に取り組みたい」と強調。フレルスフ氏は「地域の平和と繁栄に資するよう、両国関係を拡大・深化させたい」と応じた。(2022/11/29-20:54)

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