宅見将典さんが米グラミー賞 ビヨンセさん、歴代最多受賞

2023.02.06
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by 時事通信


5日、米ロサンゼルスで、グラミー賞最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞を受賞した作編曲家の宅見将典さん(AFP時事)

5日、米ロサンゼルスで、グラミー賞最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞を受賞した作編曲家の宅見将典さん(AFP時事)

 【ロサンゼルス時事】米音楽界最高の栄誉とされる第65回グラミー賞の授賞式が5日(日本時間6日)開かれ、作編曲家の宅見将典さん(44)のアルバム「SAKURA」が、最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞を受賞した。琴や三味線といった日本の伝統楽器を使った楽曲が評価され、初受賞となった。
 最優秀アルバム賞は英歌手ハリー・スタイルズさんの「ハリーズ・ハウス」。米女性歌手ビヨンセさんは最優秀ダンス/エレクトロニック・ミュージック・アルバム賞など4冠に輝き、歴代受賞回数は32回で単独トップになった。世界的人気の韓国の男性グループ「BTS」は3部門で候補に入ったが、受賞を逃した。
 宅見さんは大阪市出身。ロックバンドでの活動を経て、ソロでEXILEやDA PUMPのほか、海外アーティストへの楽曲提供やプロデュースなどを手掛けてきた。歌手の故西城秀樹さんのおいとしても知られる。
 受賞作は昨年9月に「Masa Takumi」名義で発表。宅見さんは授賞式後に「今、世界中でたくさんの悲しい出来事が起こっています。誰もが持つそれぞれの心の中にある美しい花を咲かせてほしいと願ってこの作品を作曲しました」とのコメントを発表した。
 このほか、ドラマーでパーカッショニストの小川慶太さん(40)が参加する大所帯バンド、スナーキー・パピーのアルバム「エンパイア・セントラル」が、最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム賞に選ばれた。小川さんの受賞は3回目。(2023/02/06-16:50)

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