北朝鮮が巡航ミサイル発射 多種類の運用能力誇示

2023.03.22
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by 時事通信


北朝鮮の潜水艦から発射された巡航ミサイル=12日、北朝鮮東部沖(朝鮮中央通信配信)(EPA時事)

北朝鮮の潜水艦から発射された巡航ミサイル=12日、北朝鮮東部沖(朝鮮中央通信配信)(EPA時事)

 【ソウル時事】北朝鮮は22日午前10時15分(日本時間同)ごろから巡航ミサイル数発を日本海に発射した。韓国軍は発射地点を東部・咸鏡南道咸興付近と特定した。北朝鮮は19日に短距離弾道ミサイル1発を発射したばかり。
 北朝鮮は、米国と韓国が13~23日の日程で実施している合同軍事演習に対抗してミサイル発射を繰り返してきた。演習期間中の発射は4回目になる。14日には短距離弾道ミサイル2発を、16日には全米を射程に収めるとされる大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」を撃った。さまざまな飛距離や種類のミサイルを運用し、米韓による探知や迎撃を避ける能力を高める狙いとみられる。
 韓国メディアは22日のミサイルについて、長距離巡航ミサイルの可能性があると報じた。米国製巡航ミサイル「トマホーク」になぞらえ、韓国では「北朝鮮版トマホーク」とも呼ばれる。(2023/03/22-20:30)

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