与野党、子育て・防衛で舌戦 統一地方選初の週末

2023.03.26
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by 時事通信


統一地方選の街頭演説を聞く人たち=25日午前、東京都世田谷区

統一地方選の街頭演説を聞く人たち=25日午前、東京都世田谷区

  • 統一地方選の街頭演説を聞く人たち=25日午前、埼玉県川口市

 統一地方選の幕開けとなる9道府県知事選の告示後、最初の週末となった25日、与野党幹部は各地で街頭演説して支持拡大を訴えた。自民党の幹事長は、子ども・子育て政策に全力で取り組む姿勢をアピール。立憲民主党の代表は、この主張に疑問を呈し、岸田政権は防衛力強化に偏重していると批判した。
 茂木氏は東京都内で「子育て世代の大きな負担となっているのが住宅費と教育費だ」と指摘。公営住宅への優先入居や、出世払い型の奨学金制度の導入・拡充などに意欲を示した。
 泉氏は埼玉県草加市で、今国会で審議中の2023年度予算案に触れ、「防衛費は26%も増えるが、子ども・子育て予算(の増加分)は2.6%だ」と強調。「生活を後回しにするのが首相だ」と断じた。
 公明党の代表は埼玉県川口市で「児童手当の生みの親は公明党だ。これから(対象を)高校3年生まで広げ、所得制限を外し、金額も増やしたい」と表明した。
 日本維新の会の駿政調会長は都内で「維新は本拠地の大阪で10年以上、行政運営を経験してきた。行財政改革で財源を生み出し、教育無償化を全国に先駆けて実現した実績がある」と力説。共産党の委員長は埼玉県川口市で「岸田政権による大軍拡を許していいかが大争点だ。力を合わせて止めよう」と呼び掛けた。(2023/03/26-07:02)

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