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お父さんも一緒に。「とんちクイズ」が逆境に強い子どもの心を育てる

どんなに勉強が出来て良い会社に入れたとしても、メンタル面が弱くては培ってきた実力を100%発揮することはできませんよね。「我が子にはにそんな悲しい思いをさせたくない」という方、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』で、ちょっぴり意外、けれどもすぐに取り組める「心の筋トレ法」が紹介されていますよ。

心の筋トレ

さて、本日は筋トレのお話。

新しいこと満載の4月。新しいことに出会うことは楽しい反面、ストレスでもありますね。そんな中で最近注目されているのが「心のレジリエンス」です。要は、逆境に陥っても折れないめげない心の強さのことです。

心の強さは生まれつきのものではありません。どちらかというと後天的な、環境的要因によって培われるものです。そりゃそーだよね。生まれつきめげない子なんていないモンね。

まあ、この場合「レジリエンス」はとても多義的に、しかも良い意味ばかりを付与されて使われていて、一朝一夕には身につかないようなシロモノになってしまっています。だから、この言葉だけに振り回されるのは止めておきましょう。

閑話休題。困難や障害にぶつかることは人生ではよくあることで、いちいちメゲてちゃ人生やっていけません。なので、何かあったときに乗り越えられる強さは是非身につけたいところです。これ、すごく難しそうで実はカンタンらしいんです。
心の筋肉が後天的に育つものであるとすれば、それは環境的なもの、あるいは親の働きかけによって高まるはずですよね。それが特別なことではなく、むしろ基本的と思えるようなことばかりなんです。

その環境的な要因で代表的もののひとつが「規則正しい生活を送らせる」ことです。なんか意外な気がしませんか。朝同じ時間に起きること、起きたら着替えて顔を洗うこと、決まった時間にご飯を食べること、こうした心と関係なさそうなことが心の筋肉を育てるんです。

それは規則正しいリズムがあることで、ヒトの心が安定するからです。規則正しいリズムを刻むもの、たとえば時計のチクタクなどを聞いているだけでストレスが解消するという報告もあるそうですよ。

そしてビックリなのが「とんちクイズをやる」です。知識を競う系のクイズではなく、「ああ! な~るほど、やられた!」みたいなタイプのクイズです。アタマが柔らかくないと歯が立たないですよね~。

こういうアタマの体操が心にもいいのはなぜなのか。このタイプのクイズは「いろいろな角度でモノごとを見るクセをつける」ことに役立つのです。心が折れるような瞬間とは「これしか方法がないのにダメだと感じるときです。

この「これしか方法がない」ってヤツがクセモノなんですよ。

「これしか」ないことなんて人生ではほとんどありません。そう思い込んでしまうだけです。つまり、そう思い込まないことが重要なんです。これは気をつけて出来るたぐいのものではありません。習慣として「ほかにも考え方があるかも?」と思えるかどうかなんです。これをとんちクイズで養おうというわけです。親側の脳トレにもなるかもしれませんね。

もうひとつ、自分より弱いものをケアすることです。動物や植物、年下の兄弟、近所のコ…なんでもいいんですが、その子よりもか弱くて判断能力がなくて、誰かが見ていてあげないとダメな存在、これをケアするんです。これによって人間は成長するのです。それが体験そのものだからです。

親はケアしてあげることはできても、ケアすることは教えてあげられません。弱い存在をケアすることは、体験することであり言葉では説明できないものだからです。

この他者へのケアを通して、自分の力が具体的に役に立つことを発見し自分への自信を深め、無力感を払拭するのでしょう。お兄ちゃんやお姉ちゃんの方がしっかり者に育つのは、年下の兄弟を自然にケアする立場にあるからでしょうね。

心が安定し、多少の衝撃にも耐えられる。自ら解決策を見つけて実践できる。そんな心の強さは、日常生活の些細な積み重ねによって育まれるのです。

ちなみに、心のレジリエンスが低いことと、それは「脆弱」といいますね(苦笑)。ちょっと逆風…逆そよ風が吹いただけでポッキリ折れちゃう心です。う~ん、いるなあ。

そんな心にならないよう、毎日決まった時間にペットの散歩をさせて、たまにはとんちクイズに付き合ってあげましょう♪

image by: Shutterstock

 

システマティックな「ま、いっか」家事術
食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。
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