みなさんの会社には「自己判断できない人」はいませんか? そんな部下を持った上司は大変。一日中質問を浴びせかけられ仕事にならないばかりか、時間ばかりがどんどん取られ、結果毎日残業、なんてことも…。無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では、そんな日々から抜け出すための裏ワザが特別に公開されています!
なんでも人に判断を仰いでくる人との付き合い方
「これ、どうしたらいいですか?」
こんな風に、自分の考えを言わずに人に判断を丸投げしてくる人ってイライラしませんか? 本来なら自分で考え、自分なりの意見を述べた上で意見を聞くのが成熟した大人というもの。ですが、自分に自信がない人、自分のやることや考えに価値を感じない人は、自分で判断することに極端に恐れの感情を持っていたりするので、なんでも丸投げにしてきます。
もちろん、新人さんなど知識や経験がまだ不足している場合は、きちんと教えてあげる必要がありますが、もう十分ベテランだというのにそういう人っているんですよね。そういう人は、責任を相手に押し付けて自分はいつも安全領域にいようとする人と言ってもいいでしょう。自分が考える時間を節約して、相手の時間を奪っていることに気づかない人とも言えるかもしれません。
こういう人に関わっていると、仕事が2倍に膨らむのと一緒のことなので、とても疲れます。時間がいくらあっても足りません。じゃあ、どうやってこういう人と関わればいいのでしょうか?
それは、「あなたはどう思うの?」「あなたはどうしたいの?」と、逆質問をするのです。「これって、どうすればいいでしょうか?」と質問という名の「判断の丸投げ」をしてきたら、
「これまであなたはどうやってきたの?」
「あなたはどうしようと思っているの?」
「まずはあなたの考えを聞かせてくれる?」
こんなふうに逆質問して、相手の考えを述べてもらうということです。
「そう言われても…、わからないから質問しに来たのですが…」と相手が食い下がってきたとしても、「わからないなりにで構わないから、どうすればいいと思う?」と頑張って押し戻してみましょう。そして、まずは相手の考えを口に出させてみるのです。
もし、その考えで問題がなければ「なんだ、わかっているじゃないの!」と勇気づけしてあげればいいし、もし、その考えでは問題があったとしても、すぐに否定するのではなく、まずは意見を述べてくれたことに対して感謝するとともに、「今の考えだと、これこれこういう場合に問題があると思うんだけど、それについてはどう思う?」と、さらに考えて答えてもらうといいですね。
丸投げしてくる人というのは、単純に面倒くさがりというケースもあるでしょうが、案外、自分に自信がないために人に判断を仰いでくるというケースの方が多いように感じています。
ですから、まずは相手の考えを述べてもらう。そして勇気づけをする。
粘り強くこれを続けていると、いつの間にか自己判断で仕事を進めてくれるようになります。
image by: Shutterstock