占いが好きな人でも「干支占い」というのは意外と知らないのではないでしょうか?メルマガ『占術家・黄麗の占いの裏~ウソとホントの話~』の著者で占術家の黄麗さんは、12タイプに分けているだけの干支占いは、星座占いなどに比べて大雑把なことしかわからないものの、自分が持つ「特徴」や「性質」を知ることができると紹介しています。さっそく自分や気になるあの人の干支でその人がもつ性格を見てみましょう!
タイプ別性格 ~干支編~
なぜ、メディアでは星座占いの方が主流で、干支占いが少ないのかといいますと、星座占いは、月の変化や季節のエネルギーが人間の性質に与える影響を語ることができ、1年を12タイプに分けているのですが、干支占いは12年のサイクルの1年を示していますので、それは12倍も大雑把なものになっています。 つまり、1年の間に色々な変化があるにもかかわらず、ひとまとめにしてしまっているので、星座占いに比べると、「当たった感」が薄いからです。
星座占いは、その月の太陽の位置を基準にしていますが、干支は木星の位置が基準になっています。
木星は地球から見て12年で天空を1周します。
2017年は酉年です。 酉は西の方位を表します。
西洋占星術では、西はてんびん座の位置です。
現在はてんびん座に木星が位置しています。
この木星は2017年10月10日までてんびん座にいますが、その後さそり座に入ります。
現実の木星と干支が秋から2018年の節分までズレが生じます。
(今は元日から干支を切り替えて言うので、大晦日までと言っても良いですが)
また、十干十二支(じゅっかんじゅうにし)で「干支」と言いますので、実は60通りのものを表しているのです。
10×12で120通りではないの?と思われる方もおられるかもしれません。
十干には陰陽があり、陽支(子 寅 辰 午 申 戌)には陽干(壬 甲 丙 戊 庚)、陰支(丑 卯 巳 未 酉 亥)には陰干(癸 乙 丁 己 辛)とそれぞれ5通りしか当てはめないので、60通りになるのです。
例えば、今年の酉年は丁酉(ひのととり)です。 同じ酉年でも12年前の乙酉(きのととり)とは性質が違うのです。
干支占いと言いながら、60通りで表しているものを十二支だけの12通りで表すので、全く大雑把なこととなりますが、その性質は持っているのだという理解で、以下のタイプ別でご覧下さい。
※早生まれで2月3日までの人は、前年の年の十二支でご覧下さい。
子年(ねどし)
人付き合いが上手で、よく物事の細かい所に気が付く。 親切で世話やき。 外では派手でも、家の中では締まり屋。 飽きっぽい。
丑年(うしどし)
石橋を叩く型。 一旦決めれば、実行力がある。 普段は温厚でも、一度怒れば爆発する。 ケチで始末屋。
寅年(とらどし)
気が強く、泣き言を言わない。 大きいことを望む。 自分の意見を通したがる。 企画性に長けている。
卯年(うどし)
実行力がある。 先走りで時々失敗する。 言葉に棘があることが多く、喋ることで、成功するか失敗するかを招く。
辰年(たつどし)
怒りっぽいが、相手が謝ればすぐ治まる。 理解力がある。 物事には淡白。 短気で愚痴がでることが多い。
巳年(みどし)
見栄を張っているように見せないが、実は見栄張り。 人に頼まれると拒めない性。
午年(うまどし)
人に負けるのが嫌いで見栄を張る。 本当は気が弱いが、向こう気が強い。 おだてに乗りやすい。 物事に熱しやすく冷めやすい。
未年(ひつじどし)
世話好きで、人に利用されやすい。 打算的な所がある。 見栄張りで、目立たぬ所に金をかける。
申年(さるどし)
世話好きだが、欲深い。 打算的で金を貯めるのが上手。 人に使われるのが上手く、人を使うのが下手。
酉年(とりどし)
世話好きで、自分も世話をされると悦ぶ。 義理堅い。 女性は愚痴が多い。 大欲がなく、目先の欲だけ。
戌年(いぬどし)
先見の明あり。 人をすぐ信じないが、一度信用するとどこまでも信用する。 我が強く、反面涙もろい。 我身我が家を守る。
亥年(いどし)
何事でもよく考えて、なかなか実行に踏み切らないが、一度実行すればどこまでもやり通す。 泣き言を言わない。 我が強い。
以上です。 ご参考までに。
これはその年に生まれた方の、あくまで特徴としてですが、生まれ年だけではなくて、生まれ月や日や時の十二支もあり、一人の人間は色々な特徴を混合して持ち合わせているのが本当のところです。
image by:shutterstock