たこ焼きをご自宅で作ってしまうという方は多いかと思いますが、オリジナルのソースを自作なさる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。今回の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では著者で科学者のくられさんが、かつて「たこ焼き屋をちょうど廃業する」という方から直接作り方を教わったという秘伝のレシピを紹介してくださっています。
たこやきソース
関西のたこ焼きは美味しい。特に大阪のたこ焼きは本当に美味しいところ…が多い。
たこ焼きというのは、某油まみれのクソみたいな揚げたこ焼きを出してるとこを除いて、基本的に、表面はカリっとしており、中にトロっとした層があり、さらにテクスチャとしてタコが入っているというもの。それをソースの味で楽しむわけですが、大阪以外のたこ焼きのソースは市販業務用たこやきソースをかけただけのものが大半です。
● タカハシ 関西風タコ焼ソース 1.8L
● オタフクソース たこ焼ソース 2.1kg
業務用にはこういったソースが売られており、多くの店でそのまま使われています。
しかし大阪の大半の店ではソースはオリジナルブレンドです。おっちゃん、おばちゃん曰く、
「そこでオリジナリティださんかったら、どこでがんばるねん」
という素晴らしいプロ意識!!
そしてソースの配合は長年謎とされています。店によって味が全然違うのは、その配合比が店によって全然違うからです。自分はたまたまたこ焼き屋をちょうど廃業するというおばちゃんからその作り方を教わったことがあり、本日はその秘伝のレシピを公開。
【材料】
- おたふく たこ焼きソース
- しょうゆ(キッコーマン)
- ケチャップ(カゴメ)
- 一味唐辛子
- みりん
材料はなんてことはないわりと入手性のたかいものですが、この上記の材料を混ぜて、鍋でとにかく弱火で煮込むのがコツ。
分量は目分量で、オタフクソース10に醤油2、ケチャップ1、一味唐辛子(ピリ辛になる程度)、みりん(少量入れては蒸発させる)というわりと手間のかかるもので、1週間に1回作って、可能であれば2、3日冷蔵庫で寝かすとさらに「ホンモノ」になる。
たこ焼きは焼き方や焼き器にもこだわれば家でも屋台風のモノを作ることができるので、次回はたこ焼き本隊の焼き方の科学です(笑)。
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