MAG2 NEWS MENU

立ってするなら自分で拭け。夫の立ちションに妻は心が折れている

世界三大がっかり名所の一つ、ベルギーはブリュッセルの小便小僧ですが、近くで見ればそれなりに愛らしさが漂います。ところがこの立ちションの習慣、トイレを汚し、掃除する主婦に不快感を与えているんです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、ちょっとの配慮で問題を解決する処方箋を紹介しています。

ションスタイル

さて、本日は習慣の問題のお話。

先日、ネットで深刻な悩みを見つけました。相談者さんは既婚女性なんですが、文面の端々に表れる言葉のキツさから悩みの深さがうかがえます。

…( ̄~ ̄;)。彼女をここまで追い詰めているものは、なんとある場所の掃除なんです。そこは

です。汚れやすいトイレを相談者さんは毎日せっせとキレイにしているようなんです。それがとても苦痛だと。

ま、確かにトイレは汚れやすいモンですが、『自尊心が削られる』ほどなんでしょうか。実は、相談者さんが悩んでいたのは

なんです。オシッコをすると、周囲に飛び散る飛び散っているんですよ!アレです。この尿ハネ、ほぼ原因が特定されています。それが

なんです。これはよく知られるようになったことですが男性一人が1日トイレを使うと実に2,300滴も周囲に飛び散るんです。便器の中やフチは言うに及ばず、

にもまんべんな~~く飛び散っているんですね。ネットに写真が転がっているから、拾ってみてください。トイレに入る気が失せるから( ̄∇ ̄)。ちなみに女性の場合は500滴くらい、便器の裏側前方がほとんどだそうです。

で、件の相談者さんの苦悩のもとになっているのが

という理不尽さでしょう。ハイハイしている赤ちゃんや足腰立たない病人ならともかく、

シモの片付けは、誰だってやりたくないですからね。

確かにトイレ掃除で尿ハネを拭くときの、なんともいえないカンジは「自尊心が削られる」と表現してもいい感情ですし。

んじゃ、どうするのかといえばですよ。この問題の解決方法は、それほど多くなさそうなんです(★_★)。ナゼかと言うと、これが

です。用を足すスタイルがどうかは、純粋に個人の好みの問題です。他者に迷惑をかけない範囲ならね。で、その好みを尊重した上で、その

するのは当然のはずです。ところが、習慣的に

になっているんですよ。…しかしですね! この状況はさすがに

と思うんです。男性が逆の立場なら、絶対そう思うはずですよね。

でね( ・∀・)。ちょっと調べてみたんですよ。

を。なんたって清潔好きで知られる日本ですからね。逆に言えば海外では「立ちションスタイルが主流で、しかも誰も気にせず掃除しない」ということになるんじゃないかと予想していました。

調べた範囲ですが、海外ダンシは

ようなんです。なんでも

だからだと。しかも念の入ったことに

なんだとか。家のトイレはキレイだけど、ソトのは汚そうだから座りたくないんだそうです。マジですか。

…ちなみに、私が感心したのはママに言われたから拭いたり座りションにしたということです。こういうことを仕方ないと諦めずに家族に訴えるジョシもスゴいが、それをそーだねと受け入れるダンシもスゴいと思う。

実に残念なことに、有意な結果をもたらしてくれるほどの数の外国人男性の友人がいないので、ホントかウソか分からないんですけどね。

もしここまでがホントだとするとですよ。日本の「ダンシ立ちション+拭かない+ジョシ掃除スタイルはいかにも日本らしく

だということです。

とすると、ダンシのションスタイルは

あるいは

ということになります。

…と、正論を吐いたところで、強固すぎるジェンダー観で自分まで苦しめていてもやめようとしない日本人が、長年身に付いたジェンダー的習慣

よね。なので、個人的には(?)TOTOさんにオネガイして絶対尿ハネしない形状の

うん!! これが一番早く日本の尿ハネ問題を解決してくれそうじゃないかと思うんです。いや、ある意味皮肉なんですけどね。

で、さらにね。現状がそうだとしても、

自分で拭くということを習慣づけた方がいいでしょう。冗談じゃなく、これが離婚の理由になりかねないからです。

だって、ジョシが

って言ってるんですよ。それに、公平にみてもコレが公平でないことはマチガイないですからね。

精神的にキツい家事、尿ハネの掃除。犯人は、自分のお尻だけでなく便器も拭きましょうね。

image by: Shutterstock.com

真井花(まないはな)この著者の記事一覧

食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 システマティックな「ま、いっか」家事術 』

【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け