家事メン・育メン・家事ダン、こうした言葉の根底に流れるのは「やってあげてる」意識ではないでしょうか。だから思いつきでルールを無視したことをやらかし、文句を言うとすねるのです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、そんな夫に「正しい」家事をやってもらうために、いかに「諭す」ことが大切かを力説しています。
新人くん
さて、本日は新人くんのお話。
ある会社に新人が入ってきました。やる気満々です。部門間で共有しているファイルには、とじ順にはルールがありましたが、その新人が
- この方がわかりやすいですよね!
と言って独断で変更しました( ̄∇ ̄)。おそらくこの新人の先輩か上司は
- 新人のくせに勝手なことをしないの!
と叱り、会社のルールを尊重するよう諭すでしょう。ま、ごくフツーのナガレですよね。いや、この新人くんのお話、私の会社員自体の実話なんですよ(;´Д`A
ところがこれと同じ状況なのに、どうも叱られて
- 逆ギレする新人
がいるらしいんです。せっかくやったのに、なんだよ(♯`∧´)って。驚きですよね。ちなみに、件の新人くんもさすがに逆ギレはしませんでしたが。
そんじゃ、その驚きの新人くんがどこにいるのかと言えば
- 家庭に
です。そう、家事を手伝っても妻から感謝されないどころかダメ出しされる、だから手伝う気になれない――。このように妻から夫の家事にダメ出しされると、逆ギレちゃう夫さんがいるらしいんです。
うーん、でもさ。はじめの新人くんの例のように、
- 家事において夫は新人
なんですよ。ま、大多数の日本の家庭では、女性がメインで家事を担当していますからね。どうしたって女性の方が家事に慣れているんです。家事のセンパイなんですよ。
それなのに新人が自分で(勝手に)判断して仕事をし、それを肯定的に評価してもらえないからといってヤル気にならないというのは、あまりに
- 幼すぎ(~3~)
だと思うんですよ。でしょ?
家事の話だと思うと頷けなくても、さっきの会社の新人くんの話は「そんな新人、いるのか」と思ったんじゃないでしょうか。
この話は、基本的には
- 新人くん側の「新人自覚」に依る
問題なんです。自分が、新人でいろいろ不慣れだということが解っていないと、仰天逆ギレをしちゃうんですよ。そこは、率直に認めましょうよ。
逆に、センパイ側は
- 諭す
必要があると思うんですよね。うん。新人くんは、それが社内…家庭内秩序をいきなり乱していることに気がつかないくらい
- 新人度が高い
んですよ。仕事全体のナガレも解っていないし要求されるスキルやかかる時間、その後の予定なんかも解らないんです。
アタリマエですよ、だって新人くんなんだから。ある意味において、モノを知らないがための逆ギレは新人ならではなんです。
しかも、ここでの新人くんはただの新人じゃありません。家庭内でチチとかオットとか呼ばれる大人ですから。フツーの新人より難易度が高いんです( ̄∇ ̄)。是非、新人逆ギレは織り込み済みってことで
- 諭しつつ指示
してあげてください。
新人くんはセンパイの指示に従って。まずは業務…家事になれるところから。改善要求はそのあとですよ。
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