孤独は、何よりも人の心身にダメージを与えるという研究結果があるそうです。そんな「孤独」に、自分の親が直面しているとしたら…。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、孤独から親を守るために子がすべきことを記しています。
年末年始には
さて、本日は年末年始の遠出のお話。
いつもは大都市圏で暮らしていても、お正月休みには地方のご実家に帰省される方も多いのではないでしょうか。独立してしまうと、親や親戚と顔を合わせる機会も少なくなっていて、
- いや~、3年ぶりだねええ!!
なんてこともあるんじゃないでしょうか。
斯く言う私も、母方の叔父や叔母には、数年会っていません( ̄□ ̄)。そのうち入院とか入所とかいう話が聞こえてきて、次に会うのはお葬式みたいなことになってしまうかも。叔父や叔母の年齢を考えると、ホントに冗談じゃないんですよね。
家族間のつながりが希薄で、現役世代がキョーレツ忙しい日本では親戚はともかく自分の親と
- 数年会っていない…
という状況になることもアリエナイわけではありません。
ところが、この「会っていない」というのがヒジョーにマズいんです。オトシヨリにまつわる問題、たとえば
- 認知症
- 常習の万引き
- 浪費
- 老人性うつ
- ハイリスク金融商品の購入
などなど。実は、これらの問題の直接の原因ではナイにしても遠因になっていると言われているのが、
- 寂しい…
だそうです。
いや、あの、冷静に想像してみてくださいね。万引きしていれば、いつかは捕まってしまいます。そうすると、別室に連れて行かれて、こんこんと諭され、再犯すれば警察に連絡が行くことになるでしょう。やれ被害届が損害賠償がという話になるのです。
そうなるのが解っていても、むしろそうなって自分のまわりに人がいてなんらかの働きかけがあるのが
- ちょっとだけ嬉しかったりする…(T-T)
んですよ。いや、もう、なんて言っていいんだか
- 切ない(;。;)
ですよね。
孤独は、タバコより運動不足よりリストラより人の心身にダメージを与えるという研究結果があります。オトシヨリに健康で長生きをしてほしいと思うなら、タバコを止めさせたりジョギングさせたりするより
- 話して
- 聞いて
あげることだということです。
もちろん頻繁に会うのは、ムリなこともあると思います。そこは文明の利器を使うんですよ。
- メール
- 電話
- LINE
- 見守りサービス
- あるいは手紙やハガキ
などなど。こんなことが親戚や実家の両親の健康を守ってくれるんです。
たまにしか帰らない遠方の実家。ゆっくり話しをして話を聞いてあげるのが一番なのかもしれませんね。
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