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3児の父「時短」家事術は需要ある?人気コンサルに聞いた結果

読者からのさまざまな質問に回答してくれる、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者で人気コンサルの永江一石さん。今回は、「仕事で忙しい中でも家事や育児のフォローをそつなくこなしている3児の父の家事育児術は、世間で需要があるか?」という相談に答えます。永江さんは、間違いなく需要はあると太鼓判を押した上で、注意すべき点などをアドバイスしています。

3児の父の家事時短術ブログは需要があるか

Question

いつも有益で楽しいメルマガやブログをありがとうございます。下記長文で恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。

背景ですが、私は東京に住む30代前半で子供3人(来年4人になる予定)の父で、妻とは10代から付き合って結婚し、今も仲良く過ごしています。仕事は上場ベンチャー企業の管理職で経営も務めるハードワーカーですが、家庭も献身的にサポートしています(自分で言うのも憚られますが……)。

最近、同じくハードワークする同僚・先輩(男)から「どうしてこれだけ激務なのにそんなに家庭をサポートできるのか」「コツがあったら知りたい(noteでやってたら買う)」等言われ、実際に紹介した妻を配慮する心掛けやコツなどは、非常に有用だったそうです。

私の周りに、仕事と家庭の両立が上手くいかなかったり、配偶者との期待値掛け違えで離婚する知人も多かったことに思い至り、ハードワーカーでかなり仕事をしている男性の立場から、自分の育児や家事・妻との付き合い方などのスタンスやコツ・気を付けること等をブログなどにまとめたら、仕事と家庭の両立や育児による関係変化に悩む父母の役に立つんじゃないかと思いました(少子化対策にも貢献できるし、自分にも新たな有用な情報が入るかと思い)。

もしやるなら中途半端にやるのではなく、本当にニーズがあって役に立つことをお伝えして、集客も得て収入にもなるものにしたいのですが、そもそもニーズがあるものか永江様に聞いてみようと思ってご相談です(収入は一義ではなく、面白いブログに自然と付いてくるレベルで良く、特段のマネタイズなどは考慮していませんが、独り善がりでやるようなことにしたくなくてご相談です)。

読者ターゲットは、比較的ビジネスリテラシーが高い働き盛りの小さい子供がいる父親(20~40代)と、そんな夫を持ち記事を夫に読ませたい母親(20~40代)で、内容(コンテンツ)としては例えば下記のようなものを想定しています。

筆者の素性は、会社名や役職を出すと引きもありそうですが、余計なリスクを会社にかけたくなくバーチャルでやろうと思っています。そんなニーズない/そんなコンテンツは既に溢れている、または良いコンテンツだからこんなメディアでこんな風にやったら良い、など、ご指導頂けますと幸いです。

永江さんからの回答

これは非常に面白くて、ニーズはめちゃくちゃあると思います。先日もZOZOの田端さんのツイートが話題になり朝のニュース番組でも取り上げられていましたが、それくらい男性の家事育児時短術って世の中の関心が高いんです。

というのも世間ではまだまだ家事育児は女性が中心的な役割を担っているから。先日ブログにも書きましたが、夫が家事育児に積極的に参加するかどうかが出生率に影響を与えている点を見ても分かるように、世の中の男性がイクメンだらけだったらもっと子供は増えているはずですよね。

そんな中でお子さんが3人(しかも来年4人)いて、ワンオペでも難なく家事育児をこなす具体的なコツを実例を交えて紹介するブログがあれば読みたい人は多いはずです。

そういうことって学校では教えてくれません。例えば小学校の家庭科でご飯の炊き方を習ったとしても、奥さんの不在時に子供3人のご飯をどうやって手早く作るかという方法は分からないですよね。

一番のポイントは、質問者さんがビジネスでも成功しているという点です。よく専業主夫で2~3児の父が家事育児について発信しているという例は見かけますが、上場企業の管理職と子会社の経営者も兼ねているほどハードワーカーのイクメンってほとんど見たことがありません

田端さんが注目されているポイントもそこで、ZOZOの執行役員という責任ある立場でありながら、子供3人の家事育児を効率的にこなし、かつ辛そうではなく楽しんでいるというところが共感を集めているわけですよね。

また「会社に余計なリスクをかけたくないので匿名でやろうと思っています」とありますが、会社にとってメリットはあれどデメリットは全くないと思いますよ。だって育児と仕事を両立して活躍している管理職がいる企業なんて採用にとってプラスしかないですよね。

例えばサイボウズの青野さんも、ソーシャルやメディアで積極的に発信することで採用の応募者が絶えないそうです。今の時代、ダラダラ残業したり飲み歩いたりするより、きっちり育児と仕事を両立したいと考える若者は多いので、意識の高い優秀な人材が集まると思います。

最後にブログを書く時のポイントですが「家事育児の大変さ」より「楽しさ」をメインにまとめた方が良いですね。もちろん大変なことも多いと思いますが、子供がたくさんいるとこんなに楽しい、こんな点が良かったという前向きな内容の方が共感できますし、読んだ人も「うちももう一人欲しいな」という気持ちになれるので少子化対策にも繋がります。w

長くなりましたが、まとめるとイクメンの家事時短術は非常にニーズがあるということ。ブログを書く時も初めからマインドマップを作って構成を考え、1年で200記事くらいコンテンツを溜めたら書籍化も夢じゃないと思います。

image by: Shutterstock.com

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商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。メルマガでは読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。

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