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中国が無症状患者4万3千人以上を統計から「除外」報道に賛否両論

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)が22日、2月末時点の中国の新型コロナウイルス感染者4万3000人以上が感染者の統計から除外されていたことを明かしたと、時事通信産経新聞などが報じている。


無症状者は感染者に含まず

感染者の統計から除外されていたのは、感染者全体の3分の1にもあたる「無症状者」、4万3000人以上。中国政府は無症状者は感染者に含めないと発表していたが、無症状者の数は非公開となっていた。中国政府が2月末時点で公式に発表していた感染者約8万人とあわせると、12万人を超える。

感染者との濃厚接触者も検査

中国では、感染者の濃厚接触者は症状の有無に関わらず検査しており、無症状の感染者もあぶり出される。中国国家衛生健康委員会は、陽性でも症状がなければ「病原体を広げる可能性は低い」としていたが、無症状の4万3000人は隔離され、医療監視下に置かれていた。

封鎖措置解除の見通しなし

新型コロナウイルスの感染が最初に確認された中国・湖北省の武漢では、3月18日以降、4日連続で新たな感染者は「ゼロ」になったとしている。ピーク時には1日数千人の規模で感染者が増えており、街を封鎖する措置がとられていた。封鎖措置がとられてから今月23日で2カ月となるが、新たな感染者が14日以上出ていない地域では、各世帯1人のみ団地の外への買い物が許可されたという。しかし、住民の行動を厳しく管理する措置は続いており、武漢の封鎖が解除される見通しは立っていないとしている。

今回の、中国「無症状の患者は除外」報道に対して、日本のネット上では疑問の声や医療崩壊を防ぐためだと擁護する声など、賛否両論の意見があがっている。

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source:時事通信産経新聞NHK

image by:IHOR SULYATYTSKYY / Shutterstock.com

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