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船内感染再び?長崎港に停泊中の大型クルーズ船で感染者確認

長崎県は20日、長崎市の長崎港に停泊中の大型クルーズ船「コスタ・アトランチカ」(イタリア船籍)の乗員1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県などによると、乗員は外国人623人で全員が外国籍。性別や年代は明らかにしていない。乗客はいないという。

感染者1名、濃厚接触者は50名以上

新型コロナウイルスでクルーズ船といえば、横浜港に停泊していた「ダイヤモンド・プリンセス」をどうしても思い浮かべてしまうだろう。県などによると、乗員は14日に発熱などの症状が出て、20日にPCR検査で陽性が確認されたという。現在は船内の個室に隔離されている。感染が疑われた他の乗員は3人はいずれも陰性だった。

623人の乗員全員はクルーズ船を運航する船会社の関係者で、他にも発熱などの症状のある人がいるという。船内には感染が確認された乗員の濃厚接触者が50人以上おり、今後検査が進められる予定となている。

船会社はコスタ・クロティエーレ。クルーズ船は1月29日に長崎港に入港し、船体の修繕工事などのため、2月20日から三菱重工業長崎造船所香焼工場のドックに停泊していた。

長崎県は国内での感染拡大を受けて、3月13日、乗組員の下船を控えるよう求めていたことから、14日以降に乗員は下船しておらず、外部との接触はないとみられている。

ダイヤモンド・プリンセスは夏から運航を再開

どうしても「ダイヤモンド・プリンセス」が脳裏に横切ってしまう。感染者数は712人、死者数13人。与えた影響は大きく、その二の舞は絶対に避けなければならない。船内の消毒作業を終え、横浜港を後にしたダイヤモンド・プリンセスは、現在運航を停止しているものの、クルーズ船を所有するプリンセス・クルーズは7月から運航再開を予定しているという。

Twitterの声

クルーズ船をきっかけに再び新型コロナウイルスの感染が広まってしまうのか?ネット上ではそれを心配する声が多数上がっている。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: NHK毎日新聞日本経済新聞

image by: theataraxia / shutterstock

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