以前も「国民をダマした安倍晋三元首相「イカサマGDP」の大嘘とカラクリ」という記事でお伝えしていた、安倍政権がスタートした2013年から8年の間に国交省が全国の都道府県の担当者に建設業の受注に関する統計データ(建設工事受注動態統計)の改竄を指示して、実際よりも数字が大きくなるように操作していた「統計不正」疑惑だが、その実態は恐ろしい数字の改ざんであったことが判明したようだ。
朝日新聞は25日、その「建設工事受注動態統計」の不正問題で、2020年度の統計が約4兆円も過大になっていた疑いがあることがわかったとスクープ記事で報じた。
● 統計不正、4兆円過大計上か 20年度の全体5%相当 朝日新聞試算
この4兆円過大という金額は全体の5%に相当するという巨額なもので、昨日報じた「総務省の予算案資料に13カ所もミス発覚。「ネトフリで映画化されるぞ」「官僚に緊張感ない」と厳しい声」と同様、改ざんに手を染めた官僚は今後、国会等で厳しく追及されることになる。
朝日は、さらに2013年から2019年度の方が二重計上したデータ量が多いとし、今回発覚した2020年度よりも過去の方が過大計上されていたのではないかとも指摘している。つまり年間「4兆円」どころではない不正が過去におこなわれている可能性が出てきたのだ。
今回のスクープは公表データを基に朝日新聞が複数の専門家の助言を受けて試算したという。もし、朝日が試算をしていなければ、この巨額不正は表に出なかったということになり、改めて「報道」の大切さを実感させてくれるスクープと言えるだろう。「何でも安倍のせい」「野党の方ガー」などと問題をすり替えたり目を背けることなく、このような不正が当たり前のようにおこなわれ、政府発表の統計が捏造されてきた現実を直視するべきではないだろうか。
実際の詳しい不正の中身についてはオリジナルの朝日新聞記事に譲るが、この不正金額の巨額さにネット上では驚きの声とともに、当時の安倍政権や担当官僚たちへの激しい怒りの声が多くあがっている。
Twitterの反応
改めて数字でわかる、とんでもないインチキ政権だった。「実績全体の5%に相当し、巨額の訂正が必要になる。13~19年度は二重計上したデータの量がより多く、さらに大幅に過大だったことになる。」 #NewsPicks https://t.co/M6m14ISVev
— 平野啓一郎 (@hiranok) January 25, 2022
ずっと日本のGDPは500兆円ぐらいやった。安倍晋三になってから、GDPの計算方法を変えて、官僚も、厚労省毎月勤労統計不正、国交省の建築工事受注動態統計不正を行いGDPを嵩上げした。そして、経済成長率を高く出す。
見かけ拡大再生産しているふり
日本の賃金、本当はもっと右肩下がりちゃいますか。— だんざえもん (@dzaemonn) January 24, 2022
統計不正、4兆円過大計上か 20年度の全体5%相当 朝日新聞試算(朝日新聞デジタル) https://t.co/2Qu5eI7jPp
アベノミクスを無理矢理成功させようとした安倍の姑息。
三面等価の原則からGDP改竄は国民所得の改竄。
これを報じないテレビはわざとか無知なので国民の知る権利を侵害している。— しまなぶ (@shimanabu620) January 24, 2022
統計不正によるGDPへの影響額を、朝日新聞が複数の専門家の助言を受けて試算した結果、2020年度だけで4兆円に上る疑い。二重計上が多い2013~19年度はさらに大幅になる。
政府側は24日も「影響は軽微」という国会答弁で取り繕うとしているが、破綻しています。 https://t.co/69IDKL0GWt #統計不正— 南 彰 / MINAMI Akira (@MINAMIAKIRA55) January 24, 2022
ソビエト連邦崩壊の一因に、統計不正が挙げられている。
それくらい、統計不正の問題は国の根幹を揺るがす大問題。
安部政権下でのGDP操作の疑いは強い。
野党は徹底的に追及し、この膿を完全に除去すべきだ。— 9iron (@9iron8) January 24, 2022
安倍政権、菅政権がいかに酷いものであったかのほんの一部。国際的に恥ずかしいレベル。https://t.co/oLDFIOq27h
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) January 25, 2022
全て国交省の職員のせいにされてしまうのか
自分で自分の首をしめることを自分の意志で始めるとはとてもおもえない
https://t.co/OR2pc6pSyb— deep moon (@moonoldlight) January 24, 2022
国会で虚偽の答弁を行ったり、公文書を改竄したり、統計不正を行うような政権は右翼左翼関係なくダメでしょ。
— misa 大学生🐾 (@misakt1) January 17, 2022
image by: Rs1421, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons