会社で人間関係がうまくいかない人は、いったい何が問題なのでしょうか?メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、その原因をズバリ回答。さらに、その原因を取り除く「方法」を明かしています。
仕事でバカにされないために
会社での人間関係が悪いという相談を稀に受けるのですが、色々と突っ込んだ話をしてみると、仕事のクオリティーが低くてバカにされていることが原因だったりするんです。
会社というのは仕事をやる場所ですから、まず一義的に
● 与えられた仕事を一流のレベルでやり切る必要がある
のですよ。
会社に於いて、仕事ができる人は、ヒーロー、ヒロインとしてリスペクトされます。ここにその人の性格とか容姿は関係ありません。
▼ 仕事はできるけど性格悪いよね とか
▼ 仕事はできるけどブサメンだよね
という陰口は、
■ あの人、全然仕事できないよね
という陰口に比べたら遥かにマシなんですよ。だって会社は性格の良さをアピールする場でも、容姿の良さを自慢する場所でもないんですから。
ですから会社に於いては、何が何でも、
● あの人は、仕事ができる!
と他者に思わせなければならないのです。サラリーマンにとってこれ以上重要なミッションはありません。サラリーマンとして幸せに生きるための、必要条件なんですからね。
そのあたりの極意を、「リアルビジネスセミナー」ではまとめて解説しています。仕事で人後に落ちているという自覚がある方はどうぞ。
閑話休題。私にこのような質問や相談をしてくる人の多くは、役職的にかなり下位にいることが多くて、つまりそんな彼らがやっている仕事のほぼ全ては、手順書としてまとめることができる定型業務なんです。
そりゃそうです。非定型業務なんてのは、定型業務を完璧にこなせる人間にしかやらせませんから。つまり厳しい言い方をすれば、マックジョブとか、派遣社員やアルバイトがやるのと質的に同レベルの業務を担当しているわけで、この手の仕事で他者に負けているようだと、そりゃ会社でバカにもされるでしょうし、いじめられたりもするでしょう。
しかしこれは、仕事の棚卸しをしっかりやることで、いくらでも挽回が可能なんです。こういう境遇にある人に、
● あなたの担当する業務の手順書を今ここで書いてみて
というと、これが書けないんです。つまり自分の仕事について、業務フローを暗記していないということです。つまり仕事をちゃんと理解していないということですね。そりゃエラーもしますよ。
そんな人にオススメなのが、休みの日にあなたの担当する業務の手順書を自分で書いてみることです。そこに抜けや漏れがあるはずですから。そここそあなたが日頃エラーをして叱責されたり、バカにされたりするポイントなんです。
これを全部潰すんです。
ステップ1で何をする、次のステップ2でどうする、そのあとは…
さらに、どこかで条件分岐があるはずで、それはつまり、Aの場合にはこれをやって、でもBだったらこっちをやって、ごくたまにCの場合には…ということです。
これを業務フローにして、フローチャートに落とすのです。
★ 知っておきたい!フローチャートを書くときの4つの基本ルール
最終的にはこのフローチャートに従って業務をやってみて、フローに落とし込まれていない抜けや漏れを埋めて、このフローを丸暗記するのです。
ほとんどの定型業務ではこれだけで、上位10%くらいに入れるはずです。頭の良い人、仕事が出来る人は、これを脳みその中で書いているんですよ。
ちなみに私は、30年以上前にやった石油製品の有機化学分析の作業手順とか、25年前にやった携帯電話の修理手順とか、20年前にやったパソコンのサポート業務の手順を、今でもほとんど覚えていますから。真剣に仕事をやるってそういうことですよ。
だから今でも、基本編セミナーとか、バージョンアップセミナーのように定期的にやるセミナーのアジェンダは、8時間分丸暗記していますから。そうなるために、何度も何度も繰り返したということですよ。日常業務も毎日やるわけですから、手順を完璧に暗記するのは簡単ですし、当たり前ですし、これすら出来なきゃ仕事にならないでしょ、ということなんです。
仕事の評価が低い人は、是非これをやってみてください。
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